取り戻した後も………
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つの命が惜しかったら今すぐISを解除しな」
(セバス、簪さんの右手の中指に填められているのって)
『ええ。打鉄弐式です。そして白式のコアは彼女の装甲腕で後ろに固定してあります』
(なるほどな……)
答えは決まり、俺は作戦を瞬時に伝えて堂々と言い放った。
「断る!!」
「え……」
「はぁあああああああッ!!?」
―――スパッ
敵が叫び終わると同時に何かが切れる音がして、簪さんが海に落ちた。
だが俺はそれを無視して白式のコアをキャッチする。ちなみに簪さんなら、
『簪は確保したわ!』
シヴァがIS装甲を纏った状態を再現してキャッチしていた。
(ならすぐに離脱しろ。力は殺さない程度なら遠慮なく使って構わん。フェーニクスはこれを持ってステルスモードで追随)
『了解!』
白式のコアを持たせたフェーニクスを追随させ、俺は蜘蛛女に向き直った。
「テメェ!」
「うっせぇ………」
ああ、もういいや。冷静にならなくていいや。いいんだよなぁ?
「死ね!!」
飛んでくる弾丸が俺を《斬血》で一つ残らず斬り散らし、目の前の敵が驚愕していることは笑みを浮かべる。
「一つ聞きたいんだが、いいか?」
「うっせぇ!!」
敵が叫ぶと同時にクローで引っ掻いてくる。
それを《メタルクロー》で防ぎ、IS学園の方にぶん投げた。IS学園が幸い孤島でその周りには陸はない。
「おいテメェ! 戦う気あんのか!!」
向こうが叫んでくるが、俺は無視した。
「いい加減に―――!!」
「あ〜、やっと気づいたか……アンタ、今動けないだろ?」
『ヘラクレス。俺が言ってもおかしいが………冥福を祈る』
『ハデス、そこは縁起悪いことを言うところじゃない気がするッス』
ハデスとリヴァイア(リヴァイアサンのあだ名)が何か言っているが、どうでもよかった。
「だからさぁ、動けないアンタをボコッてやる。ああ、安心しな。そのブサ顔もちったァマシになるだろうよ」
「や、止めろ―――」
―――ボゴッ!!
ヘラクレスの棍棒がISサイズで現れ、蜘蛛女の頭にクリーンヒットした。
「あ〜、なんか飽きたなぁ……」
『『『飽きるの早ッ!?』』』
「だからさぁ、さっさと死んでよ!」
荷電粒子砲《迅雷》を当て、蜘蛛女の機体がぶれる。
「さて、殺るか」
『単一仕様能力『覇気顕現』発動』
ハイパーセンサーにそんな表示が現れるが気にならなかった。
「な、な、何を―――何をする気なんだよ!!」
「は? お前を殺す以外の選択肢はないんですけど?」
俺の体に宿る覇気が現れ、俺が腕を突き出す度に玉
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