第二章
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ある日だ、取引先がだった。
「えっ、堀内不動産がですか」
「あそこ跡を継いだ社長が酷いね」
「はい、社長の息子っていうだけで威張り散らしていた」
優子は上司の課長に話した。
「傲慢でその癖無能で」
「パワハラモラハラ当たり前のね」
「礼儀作法も知らない人だね」
「その社長さんがうちに怒鳴り込んできたんだよ」
そうしてきたというのだ。
「こっちの仕事が気に入らないとかね」
「気に入らないって」
「勘違いしてね」
「あの人まともに事実確認しないですからね」
「うん、それでこっちの川相君出せってね」
地味だが堅実な仕事で知られる中堅社員である。
「殴らせろとか言ってね」
「滅茶苦茶ですね」
「どうしたものか」
課長は困っていた、だが優子はその社長がどんな輩か知っていて彼のこれまでのトラブルで怒りを溜めていてだった。
今回のことで切れた、そしてヤンキー時代のノリで行こうとしたが。
ここで麻友がだ、二人に言ってきた。
「通報しました」
「えっ、通報!?」
「通報っていうと」
「ですから警察にです」
そちらにというのだ。
「通報しました」
「何時したの?」
優子は麻友に問い返した。
「一体」
「今さっき私のスマホで」
麻友は自分のスマートフォンを出しつつ答えた。
「そうしました。殴らせろなんて暴力で犯罪ですから」
「だからなの」
「もう暴れてるっていいますし」
課長の言葉から言った。
「怒鳴り込んできたっていいますから」
「それでなの」
「こうした時は警察ですよ」
笑顔での言葉だった。
「ですから」
「今通報したの」
「もうすぐ来てくれます」
警察がというのだ。
「これで安心ですね」
「相手は取引先よ」
優子は麻友と話していて冷静さを取り戻して話した。
「流石に通報は」
「いえ、どんな人か先輩と課長さんからお聞きしましたし」
今の二人のン会話を聞いてというのだ。
「それに取引先に怒鳴り込む様なら」
「まさか」
「はい、先が知れていますから」
取引先でもというのだ。
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