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世界の礎
第二十七話 距離を縮めるその一

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                第二十七話  距離を縮める
 義青は世界を統一してからも政を行っていた、欧州にも技術や知識をもたらし道路や線路も築いてだった。
 港も新しくし空港も設けた、そして行き来を活発にしていった。
「欧州も距離を縮める」
「他の地域の様にですね」
「そうだ、往来を活発にしてだ」
 カニに話した。
「かつ移動手段はな」
「最新のものにしていく」
「自動車に鉄道とな」
「欧州においてもですね」
「走らせる、それもだ」
「多く」
「広過ぎるとな」
 国がというのだ。
「辺境になると統治が及ばずな」
「独立されます」
「そうなる、しかしだ」
「距離が近いなら」
「そうはなりにくい、そしてだ」
「この場合広いというのは移動の時間ですね」
「距離ではなくな」
「左様ですね」
「世界は縮められる」   
 時を見ればというのだ。
「だからだ」
「移動はですね」
「速いものをだ」
「欧州にも導入する」
「アジアの端から欧州の端までだ」 
 義青はさらに言った。
「鉄道を走らせる」
「シベリアも横断し」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「海底もだ」
「トンネルを敷き」
「フランスからブリテン島をつなぎだ」
「あの島にも行ける様にしますね」
「そうする」
「大陸横断鉄道を築きますか」
「アフリカにも築きアメリカ大陸にもだ」 
 こちらにもというのだ。
「横断鉄道があるがさらにだ」
「充実させますか」
「そうする、そして自動車もこれまでよりだ」
「増やしますか」
「今以上に多くの者が乗れる様にする」
 生産数を増加させてというのだ。
「また航空機もな」
「増やしますか」
「そうする、空船もそうしていき」 
 増産してというのだ。
「地下世界との行き来もな」
「活発にしますね」
「世界の距離を縮める、そして」
 義青は話を続けた。
「世界が一つである様にする、分かれてもな」
「一つに戻れる」
「そうなる様にする、それと環境だが」
 こちらの政策の話もした。
「リサイクルもな」
「行いますね」
「この技術も普及させ」 
 そうしてというのだ。
「そちらからもだ」
「環境を維持する」
「そうもする、使い捨てでなくな」
「用いられる限り用いる」
「そうしていく、それと生きものの保護もな」
 こちらもというのだ。
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