第二十六話 世界統一その十三
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「仕事で汚れることもだ」
「ありますね」
「汚れたら清める」
そうすればいいというのだ。
「身体も服もな」
「それで済みますね」
「ただそれだけだ、人の心にはどうしても偏見がある」
「何かしらの」
「完全に消すことは無理だ」
「やはり残りますね」
「私も偏見はある」
義青自身もというのだ。
「やはりな、しかし」
「それでもですね」
「弱めることは出来る」
「それもかなり」
「偏見が強くなるとそれだけでだ」
「世界を乱します」
「偏見を煽る輩が出るとな」
偏見が強いならというのだ。
「それによりだ」
「世界は乱れますね」
「そうなるからだ」
だからだというのだ。
「それは弱めていく」
「根拠を出し否定していき」
「そうする、そしてな」
そのうえでというのだ。
「世界の礎にだ」
「含めていきますね」
「そうしてな」
そのうえでというのだ。
「私が神霊になりだ」
「収められなくなろうとも」
「世界が無数に分かれてもな」
「すぐに一つになり」
「そして危機が迫ろうともな」
その時もというのだ。
「そうなって対することが出来る様にだ」
「確かにしていかれますね」
「政でな、ではな」
「これからも」
「最後の最後までだ」
その時までというのだ。
「ことにあたる」
「宜しくお願いします」
「それではな、だが」
ここで義青は伯爵を見て言った。
「貴方は起きた世界でも動いているな」
「ご存知でしたか」
「世界の為にだな」
「動いています」
「そうだな」
「東洋で言う神仙になれましたので」
「錬金術を極めてか」
伯爵にそうなったからだと問うた。
「だからか」
「はい、まさに」
「やはりそうだったか」
「今現在一般では存在しないとされていますが」
錬金術はというのだ。
「しかしです」
「実は存在しているな」
「錬金術と科学の違いはです」
「実は然程なくな」
「それを学ぶ中で賢者の石を見出し」
「不老不死の霊薬にも辿り着いたな」
「それを服用しまして」
そうしてというのだ。
「私は不老不死になり」
「起きた世界でも動いているな」
「世界の為に。私は世界も人も愛していますので」
それ故にというのだ。
「これからもです」
「動いてくれるのだな」
「起きた世界でも」
「そうするか、しかし貴方の存在は」
「あくまで都市伝説であり」
それで語られてというのだ。
「表には出ません、ですから」
「私もな」
「ご存知でもです」
「確かな証拠にはならないな」
「そうですので」
だからだというのだ。
「お会いしましても」
「公とはらないな」
「そのことはご了承下さい」
義青に一礼して述べた、
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