第一章
[2]次話
中二病から生まれるもの
魔法や異世界が大好きだ、日上淳之介はそんな中学生だ。黒いやや長い髪の毛に眼鏡をかけた地味な顔で痩せていて中背だ。
クラスでは所謂ヲタクで知られている、アニメも漫画もライトノベルも大好きだ。
色々自分や周りに設定を付けて楽しんでもいる、しかし。
「何か自分で妄想するだけだと」
「満足しないか」
「うん、何かね」
クラスメイトで同じヲタク仲間の柴崎光太郎にクラスで話した柴崎は太っていて黒髪は短く丸い顔に細い目で身体は大きい。二人共黒い詰襟姿だ。
「最近ね」
「俺もだよ、だったらな」
「だったら?」
「お前部活入ってないよな」
日上にこのことを聞いてきた。
「そうだよな」
「君もだよね」
日上は柴崎にこう返した。
「それは」
「ああ、だから一緒にな」
柴崎はそれでと話した。
「文芸部に入らないか」
「部活になんだ」
「そういうのって部活だとな」
「漫研とかアニメ研究会だね」
「けれどうちの学校にはどっちもなくてな」
「文芸部だけだね」
「あるのはな、だからな」
それでというのだ。
「文芸部に入ってな」
「そういう設定で書くんだ」
「そうしないか?」
「そうだね、設定考えるだけじゃ物足りなくなってるし」
日上はそれならと応えた。
「それじゃあね」
「ああ、入ろうな」
二人で話してそうしてだった。
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