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ソードアート・オンライン stylish・story
第十八話 S級食材を探せ!!
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は毛頭ないみたいだった。そして応接室の奥にあるリビングとキッチンが一緒の部屋に移動すると手に入れた【フリット・ラピッドの肉】を取り出し、調理台の上に乗せるとシリカに何が食べたいかを聞く。
「これがS級食材か。さてと、シリカは何が食べたい?」
「それはシュウさんにお任せします♪」
「そうか。・・・んじゃ、久しぶりにシチューでも作るか」
そう言うとシュウは三徳包丁を持つと食材を刻んで行った。ここでシリカがシュウに質問をする。
「シュウさんはリアルでも料理をするって言ってましたよね?と言う事は、家族に作ったりしてたんですか?」
「家は両親が多忙だったからよ。変わりに俺や兄貴がたまに作っていたんだ。俺はカレーやシチューみたいな煮込み系の料理が得意だからな。そんで妹が『お兄ちゃんが作れるのに私が作れないなんておかしい!!』って、何張り合ってんのか知らねぇが、自分でも料理するようになったんだよ」
「あはは♪妹さんは負けず嫌いなんですね」
「兄貴にはそんな風じゃないのに何で俺ばっかに突っ掛かってくるんだ?アイツは」
シュウは自分の疑問を口にしながら、食材を刻んで行った。
しかしシリカにはシュウの妹・・・アスナが何故シュウに突っ掛かるのか前の話と連想させて自分なりの答えを導き出していた。
「それは妹さんがシュウさんの事が大好きだからだと思いますよ?」
「アイツが俺の事を?」
「そうですよ。何の理由も無しに突っ掛かるなんて変ですよ。シュウさんが妹さんを想っているからこそ、妹さんはシュウさんの事が大好きなんですよ、きっと」
シリカの自信満々な言葉と曇りの無い笑顔を見ていたシュウは、共感せざるを得なかった。
シュウ自身はそんな事を微塵も考えていなかったため、少し驚きの表情を浮べて、内心では嬉しさがあった。アスナが少しでも自分に心を開いてくれると嬉しいと願ってきたがあまり感じ取ってはいなかった。しかしシリカの言葉で考えてみるとそれは別の意味でシュウに心を開いている証拠でもあった。
「シリカ。ありがとな?慰めてくれてよ。お陰で気が楽になったぜ」
「えへへ。どういたしまして」
シュウはシリカにお礼を良いながら、自分は調理に専念して行った。
「まあ。本当だったら手順やら味の調節があるがSAOの料理は簡略化されすぎだな」
シュウは切り終えた食材を鍋の中に入れ込み、オーブンのような物に入れるとタイマーをかける。リアルなら、ここから色々工夫する事により、味を一層良い物に変えることが出来るがSAOではそこまで具体的には再現する事は出来なかったようだ。自分で素材を研究し、調合すればそれなりの調味料を作る事も出来るだろうがシュウはそんな事をやろうとは思っていないみたいだった。
「後は
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