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ソードアート・オンライン stylish・story
第十八話 S級食材を探せ!!
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ると腰を抜かし、その場にへたり込み嗚咽を出し始める。しかし、何時になっても襲われた感覚に陥る事はなかった。何故なら・・・
「あっははは。俺だ、シリカ」
「えっ?」
飛び出してきたのはシュウだったのだ。これがシュウの頭の裏に過ぎった好からぬ事の全貌だ。要するにシリカを脅かす事が狙いだったのだが、シリカにとっては少し強すぎたらしく未だに涙を流していた。
(これは・・・少しやり過ぎたか?)
流石のシュウもシリカを見ていると罪悪感に襲われて行った。
幾ら悪戯とは言っても相手を泣かせてしまう程の物はシュウにとってはそれは悪戯ではなかった。
「悪ぃ、シリカ。まさかここまで怯えるなんて思ってなかったからよ。どうするれば許してくれる?」
シュウが慌ててシリカに謝り、どうすれば良いか聞くとシリカは涙を拭い、シュウに近寄る。
「ひっぐ。じゃあ・・・私と手を繋いでくれたら許してあげます。後二度とこんな事はしないで下さいね」
「分かってる。俺もガキっぽいことやって悪かったな。ほらよ」
シュウがシリカに自分の左手を差し出すとシリカは泣き顔からパアと笑顔になるとその手を取った。シュウの手は大きく、そして温かいもので、握っているだけで安心感を覚える程だった。
「シュウさんの手・・・温かいです」
「そう言ってくれると嬉しいぜ。んじゃ、このまま獲物を探すとするか?」
「はい♪」
シリカはご機嫌の表情を浮べるとシュウ達は目的のモンスター【フリット・ラピッド】を探し始めた。
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シュウ達が探し始めて、三〜四時間位が経った。しかし【フリット・ラピッド】は見つける事は出来ずに、そこらにいるモンスターと鉢合わせる事しか出来なかった。それに関してはシュウが相手をしてくれたため、大きな問題とはならなかった。
「シュウさん。もう帰りませんか?これだけ探してもいないんですから」
「Now then(そうだな)。今日は日が悪かったみてぇだな・・・悪ぃな、シリカ。こんな事に付き合せてしまってよ」
「大丈夫です。今日はシュウさんと一緒に冒険をする事が出来ましたから♪」
「そう言ってくれると嬉しいってモンだ。んじゃ、転移結晶で帰るか」
シュウがシリカに提案するとそれに頷き、同意する。そして転移結晶をポーチから取り出し、アルゲードに転移しようとしたその時・・・
「ん?」
感知スキルがMAXのシュウが何かに感ずいたのか転移結晶を使用せずに、ポーチの戻す。それを見たシリカも宣言しようとしていたが慌てて、結晶を戻し、シュウに尋ねる。
「あの・・・どうしたんですか?シュウさん」
「しっ・・・静かに」
シュウは自分の口に人差し指を置き、声を出さないよう
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