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ソードアート・オンライン stylish・story
第十七話 余興
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に付き合ってやるよ」

「良いんですか?シュウさん」

「暇な時間をダラダラ過ごすより、目の前にある事柄の方が俺にとっちゃ重要なんだよ」

シュウには無駄な時間を過ごすよりも、誰かと時間を潰したり、充実した時間を送っていた方がまだマシだった。そして今現在ではシリカのために時間を潰した方が良いと取ったのだろう。

「良し!今日はシリカに俺の料理をご馳走してやるよ」

前にも説明をしたがシュウは趣味で良く料理をする。
リアルでもそれなりの腕を振るっていた。しかしSAOの料理は簡略化されすぎて、本人自身は少し疑問の念を抱いていたが出来ないよりはマシだと思い、先日には料理スキルをMAXにする事が出来た。

「えっ、シュウさんの手料理ですか!?」

「おう。これでも俺は料理スキルはMAXなんだぜ?」

シュウがドヤ顔で誇らしげに語っていたが、シリカは・・・

「シュウさんが料理・・・何だか似合ってないですよ?」

首を傾げ、シュウの自慢を疑問に感じていた。それは分からなくも無かった。シュウみたいなチャラチャラした男子が料理をするとなると普通の人は意外と思うだろう。その事にシュウは・・・

「おいおい!酷い言い様だな!?これでもリアルじゃ結構料理してるんだぞ?外見で決め付けられるのは流石に傷つくぜ?」

と反論する。シュウにはシュウなりの心を持っているため、その心が否定されるのは流石に傷つくものらしく、表情を暗くする。それを見たシリカは真っ先にシュウに謝る。

「ご、ゴメンなさい!!」「ま、シリカがそう言うのは分かるけどな。やっぱ俺ってチャラ男に見られてるのか・・・」

シュウは頭を抱えていたが、シリカが慰める様に声をかける。

「大丈夫ですよ、シュウさん!確かにシュウさんはチャラチャラしてて・・・」

ドスッ!

「変な人ですけど」

ドスドスッ!!

「料理が出来るのはとても良い事・・・って、あれ?シュウさん?」

「ピィ?」

シリカとピナが見たのは壁に手をあて、ズゥーンと落ち込んでいる姿だった。どうやらシリカに【天然】と言う名の止めを刺されたみたいだった。

「あの、シュウさん?」

「シリカ・・・お前は俺を慰めたいのか傷つけたいのか分かんねぇよ」

そして数分後。気を持ち直したシュウはシリカに自分の提案を持ちかける。

「なあ、シリカ。俺と一緒にS級食材を探さねぇか?」

「S級食材って・・・稀にしか見れないモンスターがドロップする貴重な食材アイテムですよね?」

シリカの説明した通り、この食材は普通の食材とは大きく異なり、常に出現するモンスターが持っているアイテムよりも味が良いらしい。しかしその出現率と遭遇率はかなり低いとされている。

「ああ。
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