第25話 ジュエルシード包囲網
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だ。そしてこちらでは。
「……」
「……」
何故かハヤタ隊員とアマギ隊員が互いを見合っていた。
「どうしたんだハヤタ」
「嫌、最初会った時から薄々感づいてはいたんだが…どうもアマギ隊員が他人には思えなくて…」
「実は僕もなんです。一体何ででしょうか?」
互いに首を傾げる始末であった。このままだと事態の収集がつかないのでキリヤマ隊長の咳払いと共に話は進む。
「それと、今回此処にはこれないが心強い助っ人も居る」
目の前のモニターが点く。其処に映ったのはアースラ艦長のリンディであった。
『今回私達は直接協力できませんが間接的に協力させて貰います。困難な状況ですが互いに協力して一刻も早く事態を収拾出来るよう頑張りましょう』
どうやら通信は出来るようだ。完全に遮断された訳ではない分安心出来る。
「さて、これより我々はジュエルシード捜索、及び異星人対策として独自の独立部隊を編成する事にしたい。主だった隊員はこちらに記して有る」
キリヤマがホワイトボードを指差す。其処には独立部隊に配属されるメンバーの名前が記載されていた。
高町なのは、兜甲児、流竜馬、神隼人、巴武蔵、ハヤタ、モロボシ・ダン、本郷猛、一文字隼人、フェイト・テスタロッサ、アルフ
以上のメンバーであった。
「残りのメンバーである我々はジュエルシードの捜索、並びに怪獣や異星人の侵略の偵察を主とする。今日より独立部隊の名称を『ガーディアンズ』と呼称する。以降ガーディアンズは報告があり次第即座に現場へ急行して貰いたい。以上だ!」
その言葉を最後に会議は解散した。フェイトは少々困った顔になった。ジュエルシードを探すだけだったのがこんな大事になってしまったのだ。しかも今時の庭園に帰る事が出来ない。どの道帰るにはジュエルシード全てを集める必要があるのだ。
果たして、無事に出来るだろうか?
「一緒に頑張ろうね、フェイトちゃん」
「う、うん! 一緒に頑張ろう。なのは」
嫌、出来るかも知れない。今の自分は一人ではない。心強い仲間が居るのだ。そう考えるとフェイトは心の底が軽くなった気持ちになった。それと同時に頑張りたいと言う気持ちが奥底からわいてくる感覚を感じているのであった。
つづく
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