暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン stylish・story
第十六話 温かさ
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
にリズは打撃のメイスでヤツの下半身の水晶を砕け!俺は上半身を砕く。破壊が完了したら隠れていろ!分かったな?」

しかしその作戦には少し無謀があるように見えたのからリズベットが声を張り上げる。

「下半身!?無理無理無理!!私、潰されちゃうわよ!!」

「安心しな。あんな、でけぇヤツは自分の下半身よりも自分の目の前・・・上半身を気にするんだよ。後はヤツの動きは遅ぇが動き一つ一つ重く、衝撃波がある事とHPに気を配れば倒せるさ」

「それで・・・倒せるの?」

「俺を信じろ!リズ!!」

シュウのリズベットを信用している言葉と勇気付ける言葉にリズベットは泣き泣き答えた。

「わ、分かったわよ。やってやろうじゃない!!」

「そう来なくちゃな!!行くぜ!!」

シュウはべオウルフに替えるとゴーレムの目線まで飛び上がり、胴体に鉄拳を打ち込んで行った。

「Crash and bash(砕け散れ)!!!」

シュウの鉄拳は水晶の甲殻を砕いて行き、中の柔らかい筋が目に見えるほど露出させた。ゴーレムもやらせまいと両腕を豪快に振り回し、シュウを退けようとするが、シュウの目にはそれも遅く見えていた。

「Too late(遅すぎるぜ)!!!」

シュウは迫って来ていた腕にタイミングを合わせて飛び乗り、それを台座にして飛び上がる。

「流星脚!!!」

そして落下の勢いを乗せた飛び蹴りを喰らわせ、上半身の水晶を砕く。
数十分間経った頃には殆どの水晶は砕け散っていた。リズベットの方もシュウが気を引いててくれてたため、下半身の水晶の破壊を終えていた。

「こんなものかな。シュウ!!終わったわよ!!」

「流石マスターメイサー!!んじゃ、締めは俺がやっからリズは下がってろ。巻き添えを喰うかもしれないぜ?」

シュウがリズベットに言い聞かせるとリズベットはその場から隠れるようにシュウとゴーレムから離れた一本の樹氷の裏に身を隠す。
それを確認したシュウは地面に立ち、べオウルフを構える。

「OK!!テメェは運が良いぜ?何せ俺が考えた技の実験第一号なんだからよ!!」

シュウはまず地面に鉄拳を打ち込み、その土埃に身を隠す。そしてゴーレムが標的を見失ったその隙を突いて・・・

「Rising dragon(昇竜拳)!!!」

元祖・アッパーカットをゴーレムの腹部に直撃させ、身体を宙に浮かび上がらせると瞬時にべオウルフから閻魔刀に替えると・・・

「Keep cutting(斬りまくるぜ)!!!」

抜刀術から目で捉える事の出来ない程の無数の斬撃を飛ばし、ゴーレムを斬り崩して行った。
そして閻魔刀からケルベロスに替えると身体を回転させると三棍をゴーレムの顔に頭部に直撃させ、地面に墜落させる。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ