第六章
[8]前話
「いじめっ子狩りを」
「そうしていこうね、その際」
従弟は言った。
「周りを巻き添えにしても構わないね」
「いじめっ子の家族や親戚をね」
「家族がそんな屑を育てたし」
「大事を為すにはね」
岩清水はそれならと話した。
「犠牲は付きものだよ」
「多少のね」
「それがいじめっ子の身内なら」
それならというのだ。
「もうね」
「構わないね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「一向にね」
「考慮することじゃなくて」
「どんどんね」
「手段を選ばず容赦せず」
「やっていこうね」
「これからも」
「そして」
岩清水は従弟にあらためて言った。
「次のターゲットは」
「僕がやらせてもらうよ」
「二人だね」
「その二人をね」
その彼等をいうのだ。
「いつも通りやるから」
「じゃあ待っているよ」
「吉報を」
「吉報以外ないけれどね」
彼等にとってのそれ以外はというのだ。
「君がやるなら」
「信じてくれているんだね」
「当然だよ、君は僕の従弟であって」
それだけではなくというのだ。
「盟友で同志、そして」
「もう一人のだね」
「僕だからね」
「僕もそう言えるよ、健一郎兄さんはね」
微笑んでだ、彼も話した。
「僕の従兄で」
「盟友で同志だね」
「そしてもう一人の僕だよ」
そうだというのだ。
「同じだよ」
「お互いに信じ会えているよ」
「絶対にね」
「それ故に」
岩清水はだからだと話した。
「もうね」
「今度のターゲットのことも」
「吉報しかないとね」
その様にというのだ。
「確信しているよ」
「それで吉報を待ってくれるんだね」
「うん、今度の君のターゲットは二人だけれど」
「二人共完全に破滅させるよ」
「詳しい話を聞くのが楽しみだよ」
岩清水は満面の笑顔で応えた、そして後日彼から吉報を受け取り笑顔になった。悪を裁くことが出来たと。
尊敬される立場が 完
2025・6・28
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