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尊敬される立場が
第四章

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 償いとして全財産を取られてだった、絶縁までされて。
 何もなくなった、その為二人だけが残り借金をして酒浸りになってだった。
「二人共死にました」
「酒に溺れてですね」
「外に出て半グレが飲酒運転している車にはねられて」
「二人共ですね」
「そうなりました、全く以てです」
 岩清水は同志達に笑って話した。
「彼等に相応しい」
「そうした末路ですね」
「それを迎えましたね」
「全く以て無様な」
「そうした末路でしたね」
「はい、死体は無縁仏に葬られました」
 そうなったというのだ。
「これで」
「左様ですね」
「それではですね」
「今回も裁きは成功した」
「そうなりますね」
「はい、その半グレもです」
 彼等をはねて殺したその輩もというのだ。
「いじめはしていませんが」
「半グレとなると」
「まともな輩ではないですね」
「飲酒運転をしていますし」
「それではですね」
「子供の頃からどうしようもない屑で」
 調べると、というのだ。
「悪事ばかり行っていた」
「禄でもない輩で」
「何時かこうしたことをする」
「そうした輩でしたね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「別にです」
「何も思うことはないですね」
「そうした輩がどうなっても」
「これまた自身に相応しい末路ですね」
「それを迎えましたね」
「はい」
 そうだというのだ。
「何も思うことはありません」
「屑が屑を始末した」
「それだけのことですね」
「お互いの人生を終わらせた」
「それだけのことですね」
「そうです、では次のターゲットですが」 
 岩清水はあらためて話した。
「僕の従弟が動いてくれています」
「健也君ですね」
「彼も凄いですからね」
「いつもと通りいいことをしてくれますね」
「素敵な裁きを与えてくれますね」
「ですから」
 そうであるからだというのだ。
「吉報を待ちましょう」
「はい、それでは」
「期待していましょう」
「いつも通りやってくれますね」
「彼は」
「僕の最高の理解者であり」
 その従弟はというのだ。
「同志です」
「だからですね」
「健也君は大丈夫ですね」
「今回も」
「果たしてくれますね」
「そうしてくれます」
 笑顔で言うのだった、そしてだった。
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