第二章
[8]前話 [2]次話
「懲戒免職とする様にです」
「教育委員会に言いましょう」
「そしてネットでも主張しましょう」
「処分が軽いと」
「それもあまりにも」
「そう言ってです」
そしてというのだ。
「懲戒免職に追い込み」
「退職金を返納させる」
「お金を貰えない様にしますね」
「そうしますね」
「そうです、そして悪事もです」
桂が行ってきたそれもというのだ。
「今回もです」
「行っていないことまで喧伝する」
「実際に行っていた悪事に加えて」
「そうもしますね」
「そうして追い詰めます、孫もです」
いじめの主犯もというのだ。
「同じです」
「そうですね」
「容赦なく糾弾しますね」
「祖父共々」
「そうしますね」
「そうです、悪人は許しません」
絶対にというのだ。
「ですから」
「それではですね」
「これからはそうしますね」
「そして追い詰めていきますね」
「そうしましょう」
こうしてだった。
岩清水は次の動きにかかった、桂達が暮らしている県の教育委員会に団体で抗議を行いネットでも主張してだった。
桂の処分を懲戒免職とさせた、そうして退職金を返納させ。
孫についてもだ、こう主張した。
「彼が行ったのはいじめだけではありません」
「飲酒、喫煙もです」
「恐喝、暴行も行い」
ここまでは真実だった。
「万引き、シンナー、ドラッグです」
「放火もあります」
「とんでもなく悪い奴です」
「祖父の校長はその悪事を全て隠蔽していました」
「皆さんこんなことが許されるのでしょうか」
ネットでも盛んに主張した、彼等の自宅の前でもそう叫び回りビラも配って貼った。
するとだ、誰もがだった。
「ふざけるな!」
「こんな奴が教師か!」
「校長までなったのか!」
「こんな屑孫として庇っていたのか!」
「とんでもない奴だ!」
「孫が孫なら祖父も祖父だな!」
ネットでは多くの者が憤激した、そして。
岩清水はさらにだ、手を打った。
「では今度は校長の悪事もです」
「暴露しますね」
「実はやっていないことも加えて」
「そうしますね」
「嘘はどうして効果を出すか」
そのことも言うのだった。
「事実の中に混ぜることです」
「そうですね」
「そうすると、ですね」
「効果がありますね」
「嘘は」
「有り得そうな嘘をです」
そうした種類のものをというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ