暁 〜小説投稿サイト〜
SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第五章 オレンジギルド
第32話 武器強化
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確に言うと、俺とシリカだけど。


 ことの始まりは、俺達がダンジョンから返ってきた後にアルゴから、
『今のアーちゃんとシュー助たちは、きっと気が合わないヨ』
 と言われて、フロアボスの攻略参加を()めるように言われたので、コルを貯めるのと(貯金の為)アルゴに先のフィールドの情報を上げる為(他の情報を安くして貰ったお礼)に、フィールドをすすんでたら《フィールドボス》と戦うハメになった。
 しかもそれが、いち早く情報を知ろうとした為に《街開き》をしてすぐだったのだ。
 攻略組は武器や体力を回復させる為に、街で少し休んでる時に俺達はズカズカ先に進んで行く。

 流石に悪いと思うので、攻略がしやすいようについでと思い《フィールドボス》は全て俺たち二人で倒すことにした。
 それに、全ての《フィールドボス》と二人で戦えば、迷宮に何日か入って、大勢で《フロアボス》に倒したくらいの経験値が貰えた。
 なので倒した後は、さっきリズに言ったように下の層へ行っていた。

 そして、何回もそれを繰り返していたら……まさかそんな風に思われるなんてな。
 まぁ、《フィールドボス》の経験値とドロップアイテムを取れなくなったら、不満が溜まるのも当然だろう。
 でも、これでアスナが言うように《フロアボス》攻略まで出たら、気まずいなんてモンじゃない。
 だから、これからも危険を承知で《フィールドボス》はシリカと二人で倒す事に決めたのだ。
 シリカも良いと言ってくれた。……《ビーター》としても、ココは譲れない所だ。
 今日リズの所に来る前の日…つまり昨日も迷宮の前までの《フィールドボス》は全部倒してきた。


 ……けど、まさかあのアスナがそんな事を言っているなんてな。
 ()めるつもりは無いので、絶対にバレないようにしないといけないんだけど………リズの話に気が動転して、言葉が片言(かたこと)になってしまった。

 シリカも俺と一緒だったのか、片言になってたし……どうしよう、リズが凄い疑いの眼差しで見てくる。
「…………ねぇ、何でそんなに焦ってるのよ…」
「い、いや、あ、焦ってなんか無いぞ。な、なぁ、シリカ」
「う、うん、そ、そうだよね、お兄ちゃん」
 ……ここまで声が震えてると、逆に教えてるようなもんだな。

「………そういえば、シュウ達に返ってきたってメッセージ貰った時期と、この《フィールドボス》の事件が始まった時期って、ほとんど同じなのよねぇ」
「……ソ、ソレハ、偶然デスネ」
「……シュウさん、片言すぎですよ」
 俺に小声で指摘するシリカ。
 シリカだって、さっき片言になってたくせに!!
 と、シリカにツッコミたいのだけれども、リズに追い込まれてそれ所ではない。

「……いい加減にして、白状しなさいよ。今言
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