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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
森に煌く刃
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。二重の奇襲に戦闘員達は為す術も無く倒されていく。
「相変わらず見事な手際だな、アマゾン」
 モグラ獣人も出て来ていた。そして戦闘員達を倒していた。
「それにしてもジャングラーの動きが速かったな。何か改造したのかい?」
「立花さん達改造してくれた。今はジャングラーGという」
「ジャングラーGか。確かに強くなったような名前だな」
「アマゾンこのジャングラーG気に入った。これからも一緒にやっていく」
「それはこのあたしに勝ってから言って欲しいわね」
 不意に何処からか声がした。
「誰だっ!」
 アマゾンとモグラ獣人が辺りを見回す。すると目の前に一人の女が現われた。
 青いアオザイを着た女だ。険のある目でアマゾン達を見ている。
「あら、モグラ獣人も一緒だったのね。てっきり南米にいるとおもっていたけれど」
「おいらの名前まで知っているところを見ると・・・・・・。御前バダンだな!?」
 女はその問いに意対して悠然と微笑んで言った。
「そうよ。バダンの改造人間の一人カマキロイド。よく憶えておいてね」
「バダンの改造人間・・・・・・。アマゾンを倒しに来たか」
 アマゾンはカマキロイドの前に出て言った。
「そうよ。このあたしの手でね」
 カマキロイドはそう言うと左手を刀のように振るった。するとその手は巨大な蟷螂の手になっていた。
「なっ・・・・・・!」
 アマゾンとモグラ獣人はそれを見て思わず声をあげた。
「ウフフフフフフ」
 カマキロイドは笑った。そしてその鎌をもう一度振るう。
 するとアオザイが徐々に変わっていく。青緑の機械と混ざった身体に。
 顔もである。まず目が黄色い複眼になる。そして顔が人のものから蟷螂のものになっていく。
「さあ、行くわよ」
 そこには人でない異形のものがいた。そしてアマゾンへ突き進んで来る。
 まず左手の鎌を振るってきた。だがアマゾンはそれをかわした。そして反撃に移る。
「ケケーーーーーッ!」
 その両手の鰭で斬り掛かる。だがカマキロイドはそれを鎌で受け止めた。
「情報通りね。パワーアップしているみたいね」
 カマキロイドは余裕をもって言った。その目が笑っている。
「けれどそれは計算通り。これはどう?」
 そう言うと間合いを離した。そして後ろに跳びざまに鎌を振るった。
 すると鎌ィ足が起こった。アマゾンに襲い掛かる。
「ガァッ!」
 アマゾンはそれを鰭を振るって打ち消した。彼も鰭を振るって鎌ィ足を起こしたようだ。
「ふん、それがガガの腕輪の力の一つなのね」
 カマキロイドはそれを見て笑った。尚も余裕の笑みを漂わせている。
「面白いわね、久し振りに楽しめる相手と出会えたわ」
 怪人はそう言うと足をツツツ、と左へ滑らせた。
「場所を変えるわ。さあいらっしゃい」
 
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