森に煌く刃
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れは強い光だった。アマゾンは思わず目を覆った。
光が消えた。すると祭壇の上に横たわっている者がいた。
「あ・・・・・・」
そこには彼がいた。目を閉じているが胸が動いている。息をしているのだ。
『これでよいか』
声は彼に問うた。
「いい。有り難う」
アマゾンは声に対し言った。
『そうか。ならばこれからも二人で力を合わせて悪と戦うがよい』
声はそう言った。気配が何処かへ消えていくのを感じた。
「待て。一つ聞きたい」
アマゾンは声を呼び止めた。
『何だ』
声はその場に留まった。
「御前は・・・・・・誰だ?何故アマゾンのトモダチ助けた?」
声はアマゾンに対して静かに答えた。
『私はケツアルコアトル。かってこの地の神だった。そして私は正義を司っていた』
「ケツアルコアトル・・・・・・」
アマゾンもそのナは知っていた。かってアステカやインカで信仰されていた神である。
『仮面ライダーアマゾンよ、正義の為、愛の為に戦うのだ。それが汝が与えられた使命だ』
「アマゾンの使命・・・・・・」
『そうだ、期待しているぞ』
声はそう言うと気配を消した。その後に緑の羽毛を残して。
「これはケツアルコアトルの・・・・・・」
ケツアルコアトルは緑の翼を持つ白蛇の姿をしている。人の姿になる時は髭を生やした白い肌の男になるという。
アマゾンはその羽毛を取った。それは左の腕輪に着けた。そして目覚めたモグラ獣人を笑顔で迎j・@を救ってきた頼りになる男である。
「モグラ、遅い」
アマゾンは彼のほうを振り向いて言った。その顔は微笑んでいる。
「そんな事8a・@を救ってきた頼りになる男である。
「モグラ、遅い」
アマゾンは彼のほうを振り向いて言った。その顔は微笑んでいる。
「そんな事言ってもおいらは本当は土の中を進むほうが得意なんだよ、森の中じゃ動きが遅いのも当たり前じゃないか」
「だからそれ速くする。そうすればモグラもっと強くなる」
泣き言を言うモグラ獣人に対して言った。しかし声は優しい。
「トホホ。まあしょうがないか。一緒に戦う為にわざわざ南米から来たんだし」
モグラ獣人は不平を言いながらもそれに従った。
「そう、動く。それでいい。モグラ動きがかなり良くなった」
「そうかなあ。けどアマゾンはもっと動きが速くなったな」
「それはこの腕輪のおかげ」
彼はそう言うと左手を指し示した。そこにはギギとガガ、二つの腕輪がある。
「二つの腕輪を付けているのか。そりゃ速いよ」
二人はそう言いながら木々の間を進む。どうやら特訓をしているらしい。
その二人を何かが見ていた。それは一匹の小さな蟷螂であった。
その蟷螂は何処か奇妙であった。外見は普通の蟷螂だがただジッとアマゾン達を見ているだけなのであ
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