森に煌く刃
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バダンの刺客かもしれない、と感じた。あの若い男の気配は只者ではなかった。
「おい、志郎は今何処にいる?」
彼はリツ子とまさひこに問うた。
「ちょっと待って」
まさひこが奥に入っていった。そして暫くして戻ってきた。
「今新宿のほうにいるみたい」
「そうか。すぐに城南大学へ向かってくれるよう伝えてくれ」
「はい」
まさひこは再び奥に入っていった。
「とりあえず志郎と丈二の二人がいればどんな奴が来ても安心だな。しかしあの若い男」
立花の脳裏に村雨の姿が映った。
「ライダー達と雰囲気が似ているな」
それがどうしてなのか、彼は後に知ることとなる。
奈良県南部に大台ケ原という場所がある。木々が生い茂る標高一六〇〇メートルの高地であり世界有数の多雨地帯でもある。その自然は雄大で野生動物も多い。富士の樹海と並ぶ我が国の秘境である。
アマゾンはここにいた。そこで木々の間を走り回っている。
「おおいアマゾン、待ってくれよお」
後ろから声がする。見ると赤い身体の尖った口を持つ怪人がいた。
目が細く左手はスコップになっている。かってゲドンにいたモグラ獣人である。
モグラの怪人であり地中を進む能力に長けている。その能力を生かしアマゾン抹殺の任務を与えられるが果たせず任務を放棄して逃亡した。
逃亡した彼を待っていたのは処刑であった。しかしそれをアマゾンに救われる。そして次第に彼に協力していくようになる。しかしガランダー帝国のキノコ獣人の毒カビを浴び倒れる。アマゾンは彼の墓に復讐を誓った。
アマゾンが南米に戻った時である。彼はギギとガガの二つの腕輪に導かれある大きなピラミッドに辿り着いた。それはエジプトのものではなく中南米に残る古代文明のピラミッドであった。
彼はその中に入った。そしてその奥で一つの祭壇を見つけた。
彼がそこに入った時だった。声が聞こえてきた。
『汝、志半ばに倒れた友を救いたくはないか』
不思議な声だった。若いようでそれでいて年老いた男の声だった。
「御前、誰だ?」
アマゾンはその声の主に問うた。声は再び言った。
『我はこの祭壇に祭られている神。汝と共に戦い倒れた者を再びこの世に甦らせる為に現われた』
声はそう言った。
「共に戦い・・・・・・。それは『トモダチ』か」
『そうだ、友をだ』
声はアマゾンに答えた。
「トモダチを・・・・・・」
アマゾンが失くした友。それは彼しかいなかった。
「じゃあモグラを甦らせてくれ。モグラはトモダチ、アマゾンの大切なトモダチ」
『その者で良いな』
「いい、アマゾンまたモグラと会いたい」
アマゾンは顔を上げて言った。迷いは無かった。
『そうか』
声は言った。すると部屋の中を白く強い光が包んだ。
「うっ」
そ
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