森に煌く刃
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の同僚達を見る。
「御前等、絶対来ると思った。だからわざと道を複雑にして少しずつ倒していった」
「クッ、ゲリラ戦の応用というわけか・・・・・・」
カマキロイドは舌打ちをして言った。
「ゲリラ戦で幾多の敵を倒してきた私が逆にやられるなんて・・・・・・」
「ゲリラ戦、何だそれは?」
アマゾンは彼女に対して言った。
「何っ!?」
「アマゾン、ジャングルでの戦いをそのままやっただけ。敵の数が多いと分断させて少しずつやっつけていく。これアマゾンがいたジャングルの獲物の狩り方でもある」
「クッ、つまりは普通に戦っているということか、貴様にとっては」
「アマゾ〜〜〜〜ン」
その時地中からアマゾンの側に出て来る者がいた。モグラ獣人である。
「もう穴は完全に塞いだぜ。これでこの連中は袋の鼠だ」
「何っ!」
これには流石のカマキロイドも驚いた。
「一体何時の間に・・・・・・」
「御前達が今日ここへ来るのわかっていた。蟷螂が滝のところにいたから。そしてあらかじめ掘っておいた小さい穴を使って御前達を狙った。そして穴も塞いだ」
「・・・・・・つまり最初から我々は貴様等の術中に陥っていたということか」
「そう。そしてアマゾンここで御前達を倒す」
アマゾンはそう言うと身構えた。
ア〜〜〜〜
両手を肩の高さで横に大きく開く。手は半ば開き肘は垂直に上にしている。
身体が変わっていく。まずは緑と赤のマダラのバトルボディに包まれる。
マ〜〜〜〜
次にその両手を胸のところでクロスさせる。胸が赤くなる。そして手袋とブーツが黒くなり背中と両腕に鰭が生える。
ゾ〜〜〜〜ン!
もう一度両手を肩の高さに置く。するとその目が赤く光った。
顔が輝く。まず右半分が緑と赤の仮面に覆われそれが左半分も覆う。
光が消えた。そこには仮面ライダーアマゾンがいた。
「ケケーーーーーッ!」
奇妙な叫び声をあげ背中の鰭を動かす。そして両腕を交差させ鰭で音を発した。
それが合図となった。両者は同時に跳んだ。
アマゾンの鰭とカマキロイドの鎌が交差する。激しい衝撃音が響いた。
着地する。そして再びジリ、ジリ、と間合いをとる。
モグラ獣人は戦闘員達を相手にしていた。アマゾンに特訓で鍛えられた成果が出ていた。今までよりも素早い動きで彼等を次々と倒していく。
これはアマゾンにとって大きかった。何しろ戦闘員達に邪魔されず怪人との闘いに専念できるのだから。
だがどのみち今のアマゾンにとっては戦闘員なぞものの数ではなかったであろう。風のように素早い動きでカマキロイドに迫る。眼が紅く光る。
そして引っ掻き噛み付かんとする。カマキロイドはそれを懸命にかわした。
「クッ!」
そして左手の鎌を振るい鎌ィ足を放つ。だがアマゾンはそれ
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