第一章
[2]次話
リードが外れてもじっとして
ふわりは今朝の散歩に出ていた、彼女の家族である国崎家の両親である文太と百合子が一緒であるが。
文太はふわりのリードを持ちつつだ、妻の百合子に言った。
「リードもな」
「古くなってきてね」
「外れやすくなってるな」
「ええ、だからね」
百合子はそれでと話した。
「もうそろそろね」
「買い替えるか」
「そうしないといけないわね」
「今度ペットショップに行くか」
文太はこうも言った。
「そうするか」
「そうね」
百合子は夫の言葉に頷いた。
「今度そうしましょう」
「そうだな」
こんな話をしつつだった。
ふわりの散歩を続けていた、そしてその途中で。
リードの留め金の部分が外れた、夫婦はそれを見てまずいと思った。
「外れたぞ」
「本当に寿命ね」
「ああ、新しいの買うか」
「今日にでもね」
こう話した、そしてすぐにだ。
リードが外れて自由になったふわりが逃げない様に捕まえようとした、だが。
「ワン」
「あっ、逃げないか」
「そうね」
夫婦はそのふわりを見て言った。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ