第二章
[8]前話
「そうなったしね」
「仲よくやっていくか」
「そうしない?」
「あらためて宜しくな」
「こちらこそね」
二人でこうした話をした、そして同じ場所でのキャンバスライフを楽しんだが一緒にサークルをしているうちにだ。
黒田のサークルでの活動を見てだ、山田は一緒に後片付けをしつつ言った。
「自分からどんどん動く様になったわね」
「昔は違ったか」
「今よりも積極的じゃなかったわ」
「そうだったんだな」
「けれど今はね」
大学生になった彼はというのだ。
「率先垂範でね」
「自分から動いてるか」
「そうなってるわ」
そうだというのだ。
「いいじゃない」
「そういうお前もよく気がつくな」
黒田の方も言った。
「昔よりずっとな」
「中学の時よりも」
「ああ、誰かのフォローやサポートよくしてくれるよ」
「昔とは違って」
「昔からそうだったけれど昔よりな」
中学の時よりもというのだ。
「気が付いてるよ」
「そうなのね」
「そうなってるよ、何かな」
黒田はあらためて言った。
「お互い身体だけじゃなくてな」
「心も成長したのね」
「そういうことか。人として心も成長出来たら」
それならというのだ。
「いいな」
「ええ、三日会わざればというけれど」
山田はこの言葉を出して応えた。
「それならね」
「最高だよな」
「本当にね」
黒田に微笑んで応えた、そして二人はサークル活動の後の後片付けを他の部員達と一緒に行った。サークルでの二人は性格がいいと評判であった。
何時の間にか成長していて 完
2025・6・17
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