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とある女子大生の事件簿
第1話
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嘘が苦手である。こんな調子ではばれるのも時間の問題ではなかろうか・・・

朱里はふぅっと溜息を吐き、


「たまたま、近所でうろうろしてたのを発見したのよ、そしたら出てきた阿笠博士から、この家の遠縁の子だって聞いたから・・・」
「そ、そうなんじゃよ・・・新一の遠い親戚の子でな。」

「そうなんですか?というかあなたは?」

「あ、私は・・・・「もしかして、空手世界チャンピオン不二朱里さんではないですか!?」!!えぇ、そうだけれど・・・・」

「わぁ!!ここで会えるなんて!!高校全国大会にも見に行きました!BSでやっている空手大会も録画したりして!それからそれから・・・・」

一気にまくしたてられた朱里はあぜんとして、改めて自己紹介のち、気づけばサインを書いていた。
コナンも阿笠もここまで興奮した女子高生:蘭を見るのは初めてだったのか固まっていた。

「(だからか・・・・どっかでみたことあると思ったのか)」

コナンも新一の時蘭と高校のインターハイに応援に行っていたことがある。
その時見たことがあったのだ。



それから、蘭の家が毛利探偵事務所のため、情報収集の可能性にかけて蘭の家に居候することが決定したのだった。


ーーーーーー

「では、阿笠博士、私もそろそろお暇しますね。」
「おぉ、すまんな。巻き込んでしまって。」
「いえ・・・・さすがにそっち方面でお役に立てることもないと思いますが」
「あぁ、わしが言ったとおり、新一がばれることや探られていることが分かれば口封じとかで命を狙ってくる。そうなれば関係者までもが危険にさらされるじゃろう。」

「やっぱり、自分の家族が一番大事ですから、関わろうとは思いません。コナン君には悪いですが。」

「あぁ新一にも言っておく・・・」
「・・・とりあえずはみんないるところで新一と呼び間違えないようにしたほうがいいのでは?」
「・・・・・そっちも頑張る」

口裏合わせで、今日のことついて数日後に阿笠博士の家に呼ばれることになるのだが、まさか蘭の家に行ったコナンがその日のうちに誘拐事件に巻き込まれているとはまだ誰も知らない・・・・




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