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とある女子大生の事件簿
第1話
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る阿笠はまだ信じられないようである。

これでも信じてもらえないたのか、再びまくしたてる少年。
というか、やたらと物騒な単語やファンタジーみたいな内容が飛び出しているのだが・・・・・

その到底信じられない内容ではあるが、この静まり返っている路上で子供の声は意外と響く。
この内容が人に聞かれると非常にまずいのではなかろうか。
見かねた朱里は少年(推定:工藤新一)に話を振った。

「少年少年!もし君が新聞に載った高校生探偵工藤新一であるというならさ!何か推理っぽいことしてみてよ。阿笠さんが直前まで何をしていたのか・・・とか?」

少年は少し考えたうえでこう切り出した。
「博士はレストランから急いで帰ってきましたね!!」
「どうしてそれを?」
「博士の服ですよ。前は濡れているのに後ろにはそれがない。走って帰ってきた証拠です。それにズボンに泥が跳ねている。ここらへんでズボンに泥が跳ねる可能性があるのは、工事中のコロンボの前だけだ。おまけにコロンボ特性のミートソースがひげについてるしね」

「・・・君は」

「チッチッチ初歩的なことだよ阿笠君?」

その言葉に新一の面影を見た阿笠は思わず

「…新一?」

なんとか信じてもらえたのだった。

とりあえず、工藤家に入るのだが、朱里も声をかけられたのだった。

「なるほど、取引を目撃後薬で体が小さくねぇ」

事情を新一が、阿笠に説明している間、朱里は工藤邸を見渡していた。
「(・・・・めちゃくちゃ広い!!まさかあの工藤勇作さんの家にお邪魔することになるなんて!
有名な小説家の邸宅らしい大きな書斎に書籍がぎっしり!!」

洋書好きで自身も翻訳家(及び通訳)を目指す朱里にとってはこの環境に感激しきりだ。

「(まぁ・・・感激するのはこれ位にして)」

改めて、新一と阿笠の話に耳を傾ける。

「無茶言うな、薬の成分が分からないことには・・・・」

「じゃぁ、奴らの居場所を突き止めて薬を手に入れれば!」

「まぁできないことは・・・だが、このことがばれればまた命を狙われる、このことはわしとお前と朱里君との秘密じゃ!!だれにも言ってはならんぞ?もちろん蘭君にもじゃ・・・・!!」

その時だった。突如インターホンが鳴り、外から若い女の子の声が聞こえたのは・・・

「いかん!蘭君じゃ!」

大慌てで新一は隠れ書斎にあった眼鏡をかけた。
ただ見つかってしまい咄嗟に江戸川コナンと名乗っていた。

あまりの急展開に唖然とやり取り見ていた朱里がやっぱり思ったのは、
「(名字の江戸川はともかく、コナンって・・・)」
名前のあり得なさである。

「この子だぁれ?」

「え、えっとその・・・」

新一もといコナンも阿笠も突発的な
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