暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第155話 ハングリラ島は食の宝庫!とことん味わえ、G×Gの食材!
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「昔は俺も初心者さ、ソーナ達みたいに必死だった。それでも我武者羅に頑張って何度もチャレンジして突き進んだ、今ではそれなりに有名になれたよ」
私はイッセー君が苦労をしてきたと聞いて驚いた、でもそうよね……最初から強かったのなんてサーゼクス様のような超越者みたいな存在だしイッセー君にだって私達の時のような時期はあって当然よね……
私は勝手に彼は最初から何でもできる選ばれた者のようにどこか思っていたことを恥じたわ。
「ソーナの夢はすっげぇと思うよ、それが実現できれば立場の低い悪魔も知識を得れば可能性を広げることが出来るからな」
「イッセー君もそう思ってくれますか?」
「ああ。だが悪魔の貴族からすれば余計な事にしか感じないんだろうな」
「その通りです……」
イッセー君の言う通り悪魔の貴族たちからは私の夢は煙たがられています。
「でも考え方を変えるのって凄く難しいんだ、人間だって何十年も古いやり方を盲目的に信じて変えないって人達もいるからな。だからこそソーナ、お前は焦っちゃ駄目だ」
「ですがこのままでは……」
「お前が焦ったって良いことにはならない、寧ろ悪いことばかりになるぞ。実際今そんな感じだろう?」
「はい……」
「ならもっと心を豊かに持つんだ。ソーナの夢は数年で解決できるようなことじゃない、なにせ悪魔の歴史に喧嘩売るみたいなもんだからな、普通に100年……もしかしたらそれ以上かかるかもしれないぞ」
私はイッセー君にそう言われてハッとした、確かに悪魔の考えを変える事はそれだけかかっても不思議じゃない。焦ってそんな事にも気が付けなかったなんて……
「心を豊かに持てば冷静さを保てるし精神的にも良いぞ。そのためにはソーナ、お前はもっとこの世界を楽しむんだ」
「楽しむ……?」
「そうだ、夢の事は一旦忘れてこの世界を楽しむんだ。美味い物を食って綺麗な景色を見て野生の生物と戦って……とにかく色んなことを体験するんだ。そうすればお前にも余裕が生まれて広い視野を持つことが出来る」
「……」
「騙されたと思ってやってみようぜ。意外とソーナみたいな真面目なタイプほどハマるかもしれないぞ」
「……ふふっ、そうですね」
イッセー君と話をしていて確かに私は色んなことをいっぺんに考えすぎていたかもしれないと思ったわ。
彼の言う通り私の夢は直には叶わない、ならコツコツと小さなことから確実にこなしていったほうがいいのかもしれないわね。
そもそも悪魔は長い命を持っているのだからそれを有効活用しないと。
「イッセー君、私は一旦夢の事は忘れます。眷属達と共にこの世界を楽しんで強くなりたいと今は思っています」
「そうか。ならしっかり食ってよく動いてたっぷり
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