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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第155話 ハングリラ島は食の宝庫!とことん味わえ、G×Gの食材!
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が至る所にあるとは……冥界の貧乏な下級悪魔たちもこれなら飢えから解放してやれるかもしれん」
「流石に冥界全部は無理だな、こっちでも貧困は普通に存在する。まあそれをどうにかする研究はしているから未来ではなんとかできるかもしれないぞ」
「なるほど……この世界は色々と挑戦しながら未来を目指しているのだな。俺も当主の座を持つ者として色々勉強させてもらおう」
サイラオーグはバアル家の次期当主として学びの姿勢を向けていた、その心意気は感心するのだけどさっきから皆食べてばかりね……
「イッセー君、食事もいいけれどそろそろ修行をしませんか?時間は有限なんですよ?」
「まあそう焦らないで……それにどうやらこの島の住民が早速挨拶をしに来てくれたみたいだぜ」
私がイッセー君に早く修行をしようと話すと彼は笑いながら慌てるなと言う。そんな態度に内心ムッとしながらも話を続けようとする、でもイッセー君は近くの茂みに視線を移してニヤッと笑みを浮かべた。
「グルル……」
「フガッ、フガッ!」
そこから現れたのは大きなブタだった、でも明らかに普通のブタではなかったの。
「なにこの子たち……体から香ばしい煙が出ているわ」
「なんとも腹の減る匂いだな……」
シーグヴァイラがブタから漂う香ばしい匂いに目を丸くしていた、ライザーの言う通りお腹の空く匂いね。
「どうやらここは『マルヤキブタ』の縄張りだったみたいだな。こいつらは縄張りに入り込んだ侵入者に焼きを入れてくる狂暴な性格のブタだ、こりゃマジで怒ってるな」
「焼きを入れるって……私達フェニックス一族でもないのに自ら炎を出して身を焼かれていますわよ!?」
「そういう生き物なんだ、ここではな」
イッセー君がこのブタの生態について詳しく説明してくれた、レイヴェルさんは自ら焼かれている生き物がいる事にあり得ないと驚いていたけどイッセー君はそんなものと普通に受け入れていた。
「ブガァァァッ!!」
「キャアアッ!?」
「レイヴェルッ!!」
すると一匹のマルヤキブタが雄たけびを上げてレイヴェルさんに向かって突進をしてきた、その速さに私達は反応できなかった。
ライザーや彼の眷属が駆けつけようとしたが……
「ははっ、元気な奴だ。こりゃ味に期待できそうだな」
イッセー君がレイヴェルさんの前に立ってマルヤキブタの体の一部に指を突きさした。
「ノッキング」
するとマルヤキブタの体がフラフラと揺れてそのままその巨体を地面に横たわらせる。
「こうやって素早く倒さないと自らの炎と熱で肉を焦がして味が劣化してしまう……早速修行を始めるぞ、まずはこのマルヤキブタの捕獲だ」
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