第一幕その一
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ドリトル先生とサーカスの象
第一幕 日本のサーカス
先生達が暮らしている八条町にサーカス団が来ることになりました、先生はこのことを勤務している大学の研究室で動物の皆にお話しました。
「場所はこの大学の広場だよ」
「へえ、そうなんだ」
「サーカス団が来てくれるんだ」
「それはいいね」
「最近サーカスってあまり観ていなしね」
「八条グループが経営しているんだ」
そのサーカス団はというのです。
「僕達が今いる八条学園も運営している」
「世界的な企業グループの」
「八条グループがなんだ」
「成程ね」
「そうしたサーカス団なのね」
「八条サーカスといってね」
そのサーカス団の名前はというのです。
「日本ではかなり古い団体なんだ」
「八条グループって色々やってるね」
「世界的な企業グループだけあって」
「色々な企業があって」
「事業を展開していて」
「サーカスもなんて」
「それで僕にもだよ」
先生にもというのです。
「協力をお願いしてくれてきているよ」
「先生サーカス団に関わっていたしね」
「イギリスにいた頃にね」
「あの時は色々あったわね」
「大変なこともあったよ」
「今となれば懐かしい思い出だよ」
「その経験を聞いてね」
そうしてというのです。
「サーカス団の方でなんだ」
「お声をかけてくれたのね」
「協力して欲しいって」
「先生に」
「サーカス団の生きもの達のことでね」
彼等のことでというのです。
「そうなんだ」
「そうそう、あの時だってね」
「先生サーカスの皆に為に全力を尽くして」
「それで皆を助けたからね」
「団長さんと衝突もして」
「皆の為にね」
「そうだよ、だからね」
それでというのです。
「声をかけてくれたんだ」
「それでどうするの?」
ガブガブは専制に尋ねました。
「先生としては」
「協力するのかな」
ホワイティも先生に尋ねます。
「サーカス団に」
「今回はあの時と何かと違うかも知れないけれど」
「どうするのかしら」
チープサイドの家族も言います。
「あの時は環境はお世辞にもいいと言えなくて」
「生きものの皆も大変だったけれど」
「団長さんもお世辞にもいい人と言えなくて」
ダブダブはあの人のことを思い出してむっとなっています。
「先生も立ち向かったけれど」
「今回はどうなのかな」
「そこはわからないね」
オシツオサレツの二つの頭が傾きました。
「いい人ならいいけれど」
「生きものも困っていないなら」
「サーカス団といっても色々だしね」
こう言ったのはトートーでした。
「いい団体もあるしね」
「とんでもない団体もあって」
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