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新オズのブリキの樵
第十二幕その九

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「最高よね」
「最後がよかったら」
 神宝も言います。
「それだけで違うしね」
「最初からずっとよくて」
 それでと言うカルロスでした。
「最後までいいと」
「言うことがないわ」
 ナターシャはカルロスに続きました。
「本当にね」
「全くだよ、最後の最後まで最高なのが」
 樵はさらに言いました。
「何よりも素晴らしいよ」
「全くですね」
「今回もそうでしたね」
「ずっと最高でした」
「そして終わる今も」
「本当に」
「だから今から楽しもう」
 樵は皆に満面の笑みで告げました。
「飲んで食べて歌って踊ってね」
「そうしようね、じゃあ僕達は踊ろうか」
 かかしは樵に提案しました。
「若しくは楽器を演奏しようか」
「最近歌って踊ってが多いから」
 それでと言う樵でした。
「楽器にしようか」
「今回はだね」
「うん、ギターをね」
「いいね、僕達ギターも奏でるしね」
「そうだからね」
 それでというのです。
「演奏しようか」
「今からね」
「ギターといっても色々だけれど」
「どのギターにするか」
「今からお話しよう」
「普通のギターはどうかしら」
 ドロシーが言ってきました、見ればテーブルの上にはオリーブ煮やロースト、マリネ、カルパッチョ、シチュー、サラダ、ソテー、フライ、ピクルス、ボイルドベジタブル、パイ、アクアパッツァといったお料理達にワインやビール、ジュースがあります。 
 ドロシーはその中にある子供用の白ワインを飲んでいます、そのうえで樵とかかしに笑顔で言うのでした。
「ここはね」
「ああ、普段奏でる様な」
「そうしたね」
「ギターで奏でればいいね」
「そうじゃないかしら」
「そうだね」 
 少し考えてです、樵は答えました。
「それじゃあね」
「普通のギターを使って」
「演奏するよ」
「そうしてくれるのね」
「うん、しかしドロシー随分飲んで食べているね」
「とても美味しいから」
 今度はマリネを食べて言います。
「だからね」
「それでだね」
「こうしてね」
「楽しんでいるね」
「そうなの、それで音楽もね」 
 こちらもというのです。
「是非ね」
「楽しむね」
「そうさせてもらうわ」 
 笑顔で言うのでした。
「貴方達のギターもね」
「それではね」
「ええ、お願いね」 
 こうお話してでした。
 ドロシーも他の皆も樵とかかしのギターを聴きました、そしてその演奏が終わって思うことはといいますと。
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