第十二幕その八
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「こうしてマナーを守って」
「礼儀正しくね」
「応援するのよ」
「それがあるべき姿よね」
「その通りよ」
「そう、ファンは紳士でないとだよ」
カエルマンも言います。
「駄目だよ、終わったらね」
「その時は」
「日本のファンの人達の多くがしている様に」
その様にというのです。
「ゴミも拾ってね」
「帰るといいですね」
「どうしてもゴミは出るから」
クッキーはそれでと言います。
「出来る限りゴミを減らす」
「お掃除する人達も楽なりますし」
「お仕事がね、それにね」
さらに言うのでした。
「こうしたことを行うのも紳士であり」
「レディーですね」
「そうだからね」
「ゴミは拾って帰る」
「自分の出したゴミ位はね」
「応援を楽しんで」
「その後もね」
こう言うのでした、そしてです。
皆で応援をしていきます、そしてトークに入った時に伍長はステージで今は黒猫になって六人とお話しているレイさんを見て言いました。
「エルフの時は美人さんであるが」
「黒猫になると可愛いね」
「そうであるな」
ラベンダー熊と王様が応えます。
「実に」
「その対比もまたいいね」
「全くである」
「だから観ていて楽しいよ」
「しかもトークが面白いである」
そちらもというのです。
「だからである」
「見応えがあるよ」
「我々もである」
「六人もそれぞれ個性があってである」
「歌でもダンスでもね」
「勿論衣装もである」
それでというのです。
「面白いである」
「ずっと楽しめたよ」
「ツアーの間どの会場でもライブを観ていたであるが」
それでもと言う伍長でした。
「このツアー最後のライブもである」
「いいね」
「最後まで楽しませてもらったである」
皆笑顔で言います、そして応援を最後までしてです。
六人とレイさんの合わせて七人の終わりを告げる言葉でツアーは終わりました、そうしてなのでした。
ツアーが終わって打ち上げとなってです、皆はウィンキーの都の一晩立派なレストランを貸し切ってパーティーを開きました。
山海の珍味を使った見事なお料理にとても美味しいお酒にジュースがこれでもかと並べられています、そのうえで。
皆それぞれの席で乾杯をして飲んで食べはじめますがその場で樵が満面の笑顔でこうしたことを言いました。
「最後まで最高だったね」
「終わりよければですよね」
ジョージがこう応えました。
「まさに」
「そうよね」
恵梨香が確かにと頷きました。
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