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地球でない場所で
第二章

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「そう思えてきました」
「そうだね、僕もね」
 八神もまさにと答えた。
「もう十年ここにいて」
「家庭も持って」
「何時しかね」
「日本にいる感じがしますね」
「スマホがあれば」
 それも出して話した。
「本だってゲームだってね」
「地球の日本にあるものが出来て」
「そしてね」
 そうであってというのだ。
「パソコンでもそうで」
「日本にいるのと変わらないですね」
「地球のね。今事務所がある街も」
「日本語が溢れていて」
「今度人類社会の公用語が定まってね」
「銀河語ですね」
「それも使われる様になるけれど」
 それでもというのだ。
「今はね」
「日本語ばかりでね」
「日本の街並みですし」
「お寺も神社もあって」
「それならですね」
「日本だよ」 
 今自分達がいる場所はというのだ。
「もうね」
「完全にそうですね」
「だからね」
 それでというのだ。
「この星でね」
「暮らしていけばいいですね」
「この星以外にも」
 八神はさらに言った。
「日本も進出していって」
「国連が定めた星に」
「日本領土とね。そうしていって」
 そしてというのだ。
「それぞれの星がだよ」
「日本になっていますね」
「そうなっているから」
 それでというのだ。
「それでね」
「このままですね」
「この星を開拓して」
「発展させていき」
「日本にしていこう。地球でなくとも」
 自分達が暮らしている星がというのだ。
「それでもね」
「日本になりますね」
「これからは。他の国もそうしているし」
「地球でなくともその国となっていく」
「そうなっていくんだ」
 これからはというのだ。
「これからは」
「地球でなくても日本ですね」
「日本の領土で文化も風習もね」
「日本になっていきますね」
「そうだよ」
 笑顔で言ってそうしてだった。
 八神は仕事をしていき佐伯もだった、そうしてその星は完全に日本となった。それは他の日本の領土となった星もそうであり宇宙に日本そして他の国もそうなっていった。人類が太陽系の外に出た初期の話である。


地球でない場所で   完


                       2025・1・12
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