第十一幕その十一
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「政府としてもね」
「オズの国では言っているね」
「ええ、ただオズの国は連邦国家で」
そうであってというのです。
「エメラルドの都は言うなら連邦政府で」
「都自体にも政府があるしね」
「国としてのね、私達は連邦政府よ」
「アメリカで言うね」
「だから最高裁判所とかもあっても」
それでもというのです。
「オズの国の各国政府もね」
「存在していてね」
「権限も強くてね」
そうであってというのです。
「各国の法律もあるし」
「そこは守られるね」
「そうよ」
まさにというのです。
「絶対にね」
「そうだね」
樵も確かにと頷きました。
「ウィンキーだってそうだしね」
「オズの国は連邦国家ということはね」
「外の世界のアメリカと同じで」
「ちゃんとわかっているわ」
「ドロシーもね」
「だからオズマはオズの国の国家元首でもね」
そうであってもというのです。
「独裁者かというと」
「違うね」
「決してね」
このことも断るのでした。
「そこは違うわ」
「そうだね」
「そしてね」
そうであってというのです。
「今お話していることも」
「都の方で言っても」
「各国の法律はね」
それはというのです。
「ちゃんとね」
「守るね」
「そうしているのよ」
「若しオズの国にある国が一国なら」
かかしはそれならと言いました。
「もうね」
「オズの国じゃないわ」
「そうまで言えるね」
「このことはオズの国が出来てね」
「それ以来のことだね」
「そうだから」
それ故にというのです。
「もうね」
「私達もよ」
「そのことを守るね」
「何があってもね」
「そう、若しドロシー達が法律を守らないのなら」
「どうしようもないわ」
「公のことでも」
それでもというのです。
「何をしてもいいのなら」
「それは独裁者でね」
「オズの国は滅茶苦茶になるよ」
「確実にね」
「だから皆法律を守って」
そうしてというのです。
「僕達もそうで」
「私達もよ、首相もそうで」
ドロシーはそのオズの国の首相として言いました。
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