紅白:第十二話 スメラギ地下秘密基地
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な妹なのだから。
スパークステラーの雷撃を浴びせ続け、ダメージを受けすぎたバタフライエフェクトの機械部分がサイレンを鳴らす。
「行くぞ…ロロ…!」
『うん…さようなら、ミチルちゃん…!大好きだよ…』
アキュラのSPスキルが繰り出され、斬り刻まれたバタフライエフェクトの機械部分から小規模な爆発が起きる。
ミチルは最後の力を振り絞ってパネルに想いをアキュラとロロに伝える。
ア リ ガ ト ウ
ア キ ュ ラ ク ン
ロ ロ
それだけ、しかし万感の想いが込められた文字にアキュラは拳を強く握り締め、ロロは顔をグシャグシャにしながら泣いた。
バタフライエフェクトの爆発に巻き込まれたことでミチルは死に、バタフライエフェクトは機能停止した。
そしてバタフライエフェクトの干渉が無くなったことで動きが鈍くなったGVにソウはギガヴォルトセイバーの雷刃波を叩き込んだ。
「GV…お前はこれで自由だ。もう何にも縛られることはない……シアンの元に逝け……俺達も何時かお前達の元に逝く…」
「向こうにいるお兄様達にもよろしくお願いします」
「兄…サン…テー…ラ…アリ…ガ…ト…ウ…」
あの忌まわしい日からずっと長い間辛い日々を過ごした弟をようやく解放してやれたことにソウは目を閉じて天井を見上げた。
パンテーラもまたGVが向こうでシアンに会えることを願うのであった。
「ソウ…」
「お前か……目的は果たせたようだな…」
「ああ…後は…デマーゼルだ…」
「あいつが全ての元凶だ…待っていろ…」
全ての元凶への怒りを燃やしながらソウ達は先へと進むのであった。
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