紅白:第十二話 スメラギ地下秘密基地
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基地に出る前に準備を終えた4人と1体はコハク達と共に早速バタフライエフェクトとデマーゼルを秘匿しているスメラギの地下秘密基地のあるスメラギ第拾参ビルに向かった。
「兄貴達!囮役は任せてくれ!」
「私達だって、こんな時ぐらい役に立ってみせるよ!」
「良いですか?あなた達を模した虚像を複数体用意しますので、あなた達は逃げ回るだけでいいのです。無理をして応戦しようとせずに」
テーラが早速セプティマの力でコハク達の虚像を作り出すと周辺に移動させる。
「はい!僕達が敵の注意を引き付けている隙に、イクスさん達はビル内部に侵入してください。」
「ありがとう…お前達。だが、無理はするなよ?俺達が潜入したら、すぐに逃げるんだ。いいな?」
「ふん!当然なのです!誰が死んでやるもんかです…全部終わったら、たっぷりお礼してもらうんですから、絶対、生きて帰ってくるのです!」
『マリアちゃん…』
「昔のマイナーズ共より度胸がある分、遥かにマシだな。何度も言うが、たかがガラクタの処分だ、すぐに終わる」
『帰ったらパーティーよ!私の歌をたっぷり聴かせてあげるから楽しみにしてなさい!だから誰1人欠けることなく生き残るのよ!』
コハク達も敵の注意を引き付けるために逃げ回り、スメラギ側からすれば複数の似た容姿の人間がいるので大混乱することになる。
その隙に4人と1体はビル内部へと潜入し、地下秘密基地へと降りていく。
『表でみんながドンパチやってくれたおかげで、無事、再潜入出来たね…みんな…無事だといいけど…』
「今はあいつらを信じよう…俺達は、一刻も早くスメラギの管理AI・デマーゼルを破壊するんだ。(それに、バタフライエフェクト…“あいつ”もこの地下に…)」
「おい、さっさと進むぞ。こうしている間にもコハク達が危険だからな」
そう言うとソウはアキュラ達を置いて先に進む。
『ちょっと待ってよ!勝手に行動しないでってばー!』
「お先に行かせてもらいますよ」
『あんた達も後で来なさいよ』
『パンテーラとモルフォまで!?』
「構わん、俺達は今まで敵同士だった。俺も奴も互いに馴れ合うつもりはない」
寧ろ無理に連携を組もうとしてもそれが大きな隙となることがあるので互いにやりたいように戦えばいい。
『アキュラ君……大人になっちゃって…』
「どういう意味だ…」
昔と今のアキュラを比べて感慨深そうに呟くロロにアキュラは横目で睨む。
とにかくスメラギに敵対する個人としては間違いなく最強クラスの2人。
秘密基地を警備するスメラギ兵もそれなりの優秀さを持った者なのだろうが、2人が相手では分が悪すぎる。
特にソウとアキュラの死角をカバーするパンテーラとロロ
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