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世界の礎
第十八話 一つの大陸その九

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「私は最初にだ」
「そうした作物を出されましたね」
「麦より遥かに収穫が高い米にだ」
 この作物もっと言えば穀物にというのだ。
「痩せた土地でも多く採れるジャガイモにサツマイモにだ」
「玉蜀黍ですね」
「そうしたものもだ」
 全てというのだ。
「出してだ」
「植える様にされましたね、その結果です」
 カニはまさにと話した。
「多くの人口を養えました」
「満腹にしてな」
「人口が一気に増えました」
「その人口でことを進められたな」
「国は一気に大国となりました」
「そうだ、まさにな」
「まずは食べることですね」
「それからだ、そしてだ」
 そうしてというのだ。
「地下世界でもな」
「屯田制にですね」
「開拓も開墾もだ」
「行っていますね」
「そうしている、ただ環境もこともな」
「お考えですね」
「環境を乱すとな」
 自然のそれをというのだ。
「駄目だ」
「はい、環境はです」 
 環境大臣に任命されているジャンヌ、木の精霊の美貌を誇る彼女が言ってきた。スーツとスラックスが似合っている。
「実にです」
「重要でな」
「過度に乱しますと」
「そうなるとです」  
「自分達に返ってくるからな」
「住めなくもなり」
「そうだ、だからな」 
 それ故にというのだ。
「環境のこともだ」
「考えてですね」
「開墾等を行う、他の産業でもだ」
「同じですね」
「環境のことも考慮してな」 
 そうしてというのだ。
「発展させることだ」
「それが大事ですね」
「産業は発展させてもな」
「環境のことも忘れない」
「そのバランスがだ」
 まさにそれがというのだ。
「重要だ」
「そうですね」
「だから最初からな」
「環境のこともですね」
「考慮してだ」 
「政を行われていましたね」
「そうしてきたしだ」 
 それにというのだ。
「今もだ」
「考慮されていますね」
「だから環境省も置き」
 政府にというのだ。
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「重要な政策の一つとしてだ」
「環境を保護されていますね」
「そうしている」
「そうしたことも重要ですね」
「例えば開墾や燃料の確保の為に木を伐採する」
 このことも話した。
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