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世界の礎
第十八話 一つの大陸その七

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「ゼロではなくなる」
「ゼロでなくなればですね」
「それだけでだ」 
 まさにというのだ。
「全く違うからな」
「冒険者達もですね」
「必要に応じてな、募集者だけでもだ」
「訓練や教育を施しますね」
「また転職もだ」
 義青はこのことも話した。
「例えば戦士から魔術師になりたい者はだ」
「魔術師に転職出来る様にしますね」
「そして転職した際の訓練場もだ」
 それもというのだ。
「設ける」
「ギルドに」
「そうもしていく」
「ギルドを充実させますね」
「そしてそうしたサポートで質のいい冒険者を備え」
 義青は話を続けた。
「もっと言えばギルドなくしてだ」
「冒険者を営めない」
「そこまでにする、そうすれば質の悪い冒険者はだ」
 ならず者としか言い様のない者達もというのだ、実は冒険者は長い間質の悪い者しかも賊と変わらない様な輩も多く問題になっていたのだ。
「極めて少なくなる」
「何かあれば処罰出来ますし」
「法の下に置いているしな」
 だからだというのだ。
「そう出来るからな」
「その様にしていきますね」
「これからはな」
「ギルドを充実させれば」 
 マハキシュも言った。
「確かにです」
「大きいな」
「はい」
 義青にその通りだと答えた。
「治安もよくなり」
「いざという時の労働力にだ」
「戦力も備わります」
「だからだ」
「ギルドを充実させ」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「冒険者達を法の下に置いてな」
「質を高めますね」
「そうする、ではいいな」
「はい、その様にしていきましょう」
 まさにとだ、マハキシュも頷いた。帝国はギルドを充実させもしていった。そのうえで優れた冒険者達を育成し仕事を与えていった。
 彼等は様々な日雇いの仕事また戦闘や調査に活躍した、それは地下世界も同じで地下世界を掌握する中でだった。
「活躍してくれて何よりだ」
「地下世界に確かな勢力圏を築き」
 マチが言って来た、彼も歩兵部隊を率いて地下世界で戦っている。
「さらにです」
「勢力を拡大してな」
「完全な掌握も見えてきました」
「いよいよな」
「そしてです」 
 その中でというのだ。
「冒険者達もです」
「戦力、労働力としてな」
「役立っています」
「そうだな、あとだ」
 義青はマチに応えて話した。
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