白き極光編
第1章
アタック・ザ・オクトパス?イエス!アイム・オクトパス!
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が地上でんな機敏に動くかっ!?」
「為せば成るねん! 頭足動物に不可能はない!」
オルトロスは口を膨らませ、墨を吐き散らす!
「オーラキャノン!」
「ファイア!」
聖なる『気』と炎で壁を作り、墨を相殺!
「距離を取ったのならこっちのものだ!」
近距離での乱戦の為に出番の無かったエドガーのオートボウガンが火…もとい矢を吹く!
ここぞとばかりに連射連射連射!
左手には既に装填を終えた予備のドラムマガジンが握られており、現在発射中のマガジンが切れれば即座に切り換えて矢を途切れさせないつもりだ!
「あぶっ! 危なっ!? うひぃっ!?」
雨霰と飛んで来る矢を柔軟な身体を活用して跳ねながら避けるオルトロスだが、如何せん数が多い。
「あだーっ!? あでででっ!? どあっちちち!? あっちゃーーーっっっ!?」
刺さる。実際刺さる。
しかもたまにオーラキャノンも混ざって来るし、足先をファイアで焼かれる。
「こ、こりゃたまらん…」
多対1でボコボコにされて満身創痍になったオルトロスは、ヒーコラヘーコラと荒い息で川へ飛び込んだ。
「…やったのか?」
4人はそれぞれイカダの端から水中を覗き込む。
「…キャッ!? あ、脚に何か!」
ティナの悲鳴に一同振り向くと、彼女の右脚に紫色の触手が絡み付いている。
「ティナ! こっちへ!」
バナンが杖を触手へ叩き付け、怯んだ隙にエドガーがティナをイカダの中央まで引き寄せる。
「あんにゃろう! やっぱりトドメを刺してやる!」
「お、おいマッシュ! 飛び込む気か!?」
膝を曲げて屈伸するマッシュを呼び止めようとするエドガー。
「大丈夫だって兄貴! こんな緩い流れならアイツをぶちのめしてからでも泳いで合流出来るぜ!」
「いや、水中は相手の土俵…」
「おりゃあっ!!」
止める声も聞かず、マッシュは大きな水飛沫を上げて水の中へと消えてしまった。
「マッシュ!」
手を付いて心配そうに水面を眺めるエドガーの肩に、バナンが手を置いた。
「何、あやつならば心配はいらんじゃろう。兄弟のお主が信じてやらんでどうする。ここまでの戦いだけでもマッシュの力はよーく分かったはずじゃ」
「それはそうですが…やはり陸上と水中では…」
うんうんと頷くバナンだが、エドガーもティナも不安は隠せない。
「その内「獲ったどー!」とでも言いながら飛び出してくるじゃろう。ハッハッハ!」
その時、水面に気泡! 底から影が浮上し…。
「あーーーれーーー!!」
マッシュは元気良く飛び出し、遥か彼方へ飛んで行った…というのは比喩だが、少なくとも一行の進行
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