第一章
[2]次話
イケメンレディース総長
その高校の女子バスケ部は代々レディースの様に言われている、それは代々のファッションがそうしたものだからだ。
足が完全に隠れるスカートに短いセーラー服、そして全員バイクに乗り特攻服も着ている。交通ルールも校則も守って全員授業も真面目に出ている。
だがそうしたファッションが伝統だ、それは部長の石坂真理香も同じだ。
長身でスタイルがよくきりっとした顔立ちをしている、茶色の髪の毛をショートにしているが中性的な顔立ちなので。
「部長ってイケメンですね」
「男でも女でも通用しますね」
「恰好いい感じです」
「どちらにももてますね」
「いや、これはファッションなだけで」
真理香は部員達に困った顔で返すのが常だった。
「私達喧嘩もしないでしょ」
「ファッションのことで」
「うちの部の伝統で」
「特攻服も着ますけれど」
「交通ルールも校則も守ってますね」
「当然喧嘩もしないし」
真理香はそれでと話した。
「本当に授業もちゃんと出て」
「勉強もしています」
「本当に真面目ですよ」
「伝統っていうだけで」
「だから私もこうしたファッションで外見だけれど」
女の子らしいもっと言えばアニメ声で話した。
「趣味はお料理にショッピングで」
「それで部活で」
「可愛いもの好きですよね」
「ファンシー系が」
「そうよ、そうしたのが好きで」
それでというのだ。
「レディースなのはファッションだけよ」
「ですよね」
「イケメンなお顔立ちでもですね」
「別に男らしくないですね」
「そうですね」
「それはうちに来ればわかるから」
昭和の暴走族の漫画そのままの外見の部員達に話した、かく言う真理香にしてもそうした外見であることは言うまでもない。
「今度皆でうちでパジャマパーティーしましょう」
「はい、皆で」
「そうしましょう」
「部の有志を集って」
「それで」
「そうしましょう」
こうして女子バスケ部の有志が真理香の家に集いパジャマパーティーを行うことになった、すると。
どの娘も今時の女の子それも可愛い系のファッションで真理香の家に来た、そして当の真理香もだった。
ピンクハウスの服にもを包みケーキや紅茶を出した、そのうえで部員達と自室で話をするのだった。
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