白き極光編
第1章
ザ・リバーサイド・レイダース
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から火球を吐く! イカダを燃やされる前に倒すぞ!」
先手必勝! オートボウガン乱射!
翼を射貫かれた2匹が落下! ゴツゴツとした崖に何度も身体を打ち付けて死亡!
「ファイア!」
ティナも揺れるイカダにしがみ付きながら魔法で応戦!
2匹の身体が燃え上がり、錯乱状態に陥って互いに空中衝突! 落下して死亡!
「はぁぁぁぁぁ…! 必殺! オーラキャノン!!」
マッシュは各指が僅かに曲がるよう開いた両手の掌底を上下に合わせると、掌と掌の間に全身の『気』を集束させ、膨大な奔流に変え発射!
急転直下コースに入っていた残り2匹が飲み込まれ消滅!
「っしゃあ!」
「まず最初の脅威は乗り越えたな。あとは何回同じような襲撃があるか…」
言い終わるが早いか、オートボウガンが風切り音を響かせ矢を放った!
岩壁の隙間から飛び掛かって来た獰猛な肉食蟹型モンスター、シビルアモルに突き刺さる!
レッサーロプロスの牙も通さぬ強固な甲殻だが、機械仕掛けで放たれる金属矢の前には無力!
が、この危険な蟹の群れは、仲間が倒れようとも壁に空いた穴からワラワラと湧き出し、次々に獲物の上へ降り掛かって来るのだ!
独自のネットワークでもあるのか、イカダの行く先々の穴から飛び出して来る!
「くそっ、こんな時コールドホワイトがいれば、スリケンでどうにでもなるのに」
エドガーはぼやきながらオートボウガンをリロード。
バナンも神官ではあるが、リターナーの長として最低限の剣術は修めている為、迎撃に参加!
とはいえ刃物は使用せず、得物はパニッシャーと呼ばれる杖である。
「むぅんっ!」
杖のフルスイングでシビルアモルが吹っ飛び、別のシビルアモルに衝突して砕けた!
オーラキャノンで撃ち落としていたマッシュが、それを見て策をひらめく。
「これだ! はぁぁぁ! 必殺、爆裂拳っ! オラオラオラオラオラオラ!!」
降って来る蟹達に対し、マッシュは目にも止まらぬ拳の連打! 連打! 連打!
拳で打ち飛ばされた蟹が蟹にぶつかり、その蟹も別の蟹へ!
ビリヤードめいて蟹の連鎖衝突が発生し、残骸ばかりが降り注ぐ!
それをティナがファイアで焼却し、被害を最小限に!
が、さすがにその息遣いが荒い! 短時間に魔法を使い過ぎたのだ!
「よし、リロード完了! ティナ、交代だ! 休んでいてくれ!」
エドガーがティナの肩を叩いて前へ出る。
ただでさえ揺れるイカダの上でバランスを取るのに神経を磨り減らしているのに、魔法使用の為に精神集中と身体を流れる魔力のコントロールまでしているのだから、彼女の疲弊も当然だ。
「ありがとう。でもまだ…」
「兄貴の言う通りだぜティナ! まだこいつら
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