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世界の礎
第十七話 地下世界掌握その十一

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「人も利用する」
「自分だけの為に」
「だから信じてはならない」
「関わってもならないですね」
「そうした輩な」
 決してというのだ。
「そうすることだ」
「左様ですね」
「国家でも組織でも同じだ」
 個人に限らずというのだ。
「こうした行為を行う輩はな」
「信じてはならないですね」
「絶対にな」 
 まさにというのだ。
「それでだ」
「そのうえで、ですね」
「まともな者と付き合うことだ、私も謀略は使うが」
「それでもですね」
 サラが応えた。
「手段を選ばれますね」
「謀略もあまりにも汚いことはだ」
「しないことですね」
「こうした謀略を行う輩は信用されず」
 そうしてというのだ。
「やがて誰からもだ」
「相手にされなくなる」
「信なくして立たずだ」
 そうであるというのだ。
「最後は何も出来なくなる」
「信用出来ない輩とは付き合えない」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「あまりにも汚い謀略を用いる輩はな」
「信用されず」
「相手にされなくなりな」
「破滅しますね」
「だから謀略もだ」
「選ぶことですね」
「手段を選ばないというが」
 政の世界では特にだ、義青はこのことについても言った。
「しかしそれは人としてだ」
「人の手段ですね」
「外道の手段はだ」
「取ってはならない」
「どんなことでもだ」
「手段を選ばずと言っても」
「人のそれでなければならず」
 そしてというのだ。
「間違ってもだ」
「外道の手段は取らない」
「それを行えば人は離れる」
「そうなる、人と外道は違う」
「外道を嫌いますね」
「本能的にな、だから私もだ」
「謀略もですね」
「人のそれを用い」 
 そしてというのだ。
「政も戦もだ」
「人のそれで、ですね」
「進めていく」
 そうするというのだ。
「これからもな」
「地下世界の掌握も」
「そうして治める、いいな」
「それでは」
 そこにいる誰もが頷いた、義青は地下世界での戦にも勝っていきそうして地下世界の掌握を進めていった。世界の礎は地下世界でも築かれていっていた。


第十七話   完


                  2025・2・22
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