紅白:第十話 第二データ施設
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ダメージを受け過ぎたメカは耐えきれずに床に落下して爆発を起こした。
「討滅完了だ。先を急ぐぞ」
『了解、アキュラ君!絶対にパスコードを手に入れてコハクちゃん達の所に帰ろうね!』
アキュラだけではなく、ロロにとってもコハク達は大切な存在になりつつある。
故に目的も含めて絶対に生きて帰るのだ。
開いたシャッターを潜ってスメラギ兵やメカを返り討ちにしながら先に進むと、ゲートモノリスを発見した。
「ゲートモノリスを発見した。破壊して先に進むぞ」
『うん……?』
「どうした?ロロ?」
『あ、さっき少しセンサーに反応があったんだけど…何もないね…気のせいかな…?』
周囲を見渡しても何もなく、アキュラは念のためにアンカーネクサスを起動してみたが何の反応もない。
「もしかしたらメンテナンスに不備があったかもしれんな。少し我慢しろ、基地に戻ったら精密検査をする」
常にロロのメンテナンスは気を付けているつもりだったが、ロロは未だに未知の部分があるセプティマが動力や性能に大きく依存しているので些細な誤作動が命取りになる。
『うん……(本当に…気のせいなのかな?少し感じた反応のあった場所から凄い感情を感じた…)』
モード・ディーヴァのロロは歌を歌うだけでなく、複製元の電子の謡精同様に精神感応にも長けており、センサーに反応があった場所から激しい怒りと深い哀しみを感じたのだ。
まるで大切な物を奪われたかつてのアキュラのような感情を。
ゲートモノリスを破壊して先に進むと、今度は高出力レーザーを放ってくる砲台が姿を現す。
『アキュラ君!』
「ドラフトスパイラルだ」
咄嗟にバクトのEXウェポンである螺旋エネルギーの竜巻を発生させるドラフトスパイラルで真上に移動し、レーザーを回避する。
『回避成功!』
「他にもあるかもしれん。アンカーネクサスで捕捉し、撃破する」
『OK、アンカーネクサス!』
アンカーネクサスを起動させると、やはり他にも砲台が存在しており、ブリッツダッシュでの突撃後にオービタルエッジを起動して砲台を破壊する。
『このまま強行突破だ!アキュラ君!』
「分かっている」
敵の攻撃は激しくなっていくが、アキュラは攻撃をかわしながら突き進む。
『アキュラ君、あそこじゃない?』
ロロが指差した先にあるシャッター。
それを発見したアキュラはそこに飛び込むと、そこには大型の端末があった。
『大型端末発見!データ解析、始めるね!』
「ああ、任せた…」
データ検索をロロに任せて、アキュラは敵が来ないか警戒する。
『………データ検索完了。ビンゴ!パスコードを発見したよ!後はこれを持ち帰るだけだね!』
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