紅白:第九話 第一データ施設
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していく。
「それにしても昔と変わらない警備ですね。」
「ああ、例え閉鎖したとは言え、かつてここには多くの機密データがあった。かつて破壊されたデータもあるとは言え、知られてはまずいデータもあるはずだからな。万が一敵にデータをサルベージされないように警備も昔と変わらんのも当然だな」
とは言え、今の2人にとっては昔のスメラギの警備など形骸も同然であり、難なく突破していく。
そして再び電磁場の出ていたエリアに出る。
「ここも、マッハダッシュからの雷撃鱗のホバリングで突破出来そうですね」
「ああ」
移動しながら目の前の敵を薙ぎ倒して突破し、下の足場を下方向への雷撃鱗ダッシュで強引に破壊して突破する。
「ゲートモノリス発見しました。使える端末があれば良いのですが…」
「あいつが壊した部屋が直っていれば良いんだがな」
ゲートモノリスを破壊して奥に進むと、どうやら破壊されていた部屋は一応直っており、端末もいくつか生きているのもあるようだ。
「どうやらここの端末は生きているようですね。ならば急いでデータをサルベージしましょう。恐らく昔と変わっていないはずです」
「そうしたいが…どうやらそうはいかんようだ」
奥には翼戦士の羽根ペンを持った大柄な男が佇んでおり、自分達を獰猛な笑みを浮かべながら見ていた。
「おう!お前さんがガンセイヴァーじゃのう?ようやく来よったか!この辺をシケ張りしとる連れから連絡があってのう。こがいにして、お前さんが来るのを待ちよったわけじゃ!」
「その風貌…確か、名はバクト。どこぞのマフィアの初級幹部だったな」
「そらぁ、ちぃとばかし古い情報じゃ。今は幹部じゃのうて、頭張っとるモンじゃ。言うても前の抗争で、ファミリーの大半は逝ってしもうたかお縄になっとるけい、名目だけのお飾りモンじゃがのう。ほいじゃが…お前さんの命(タマ)さえトりゃあ、取っ捕まったモンも無罪放免…儂らの前科もまっさらにしてくれるゆー話じゃ。」
『またそれ!?セプティマホルダー優遇も限度ってもんがあるでしょ!?』
「…なるほど、つまりあなたはファミリーを人質に取られたのですね?」
「全く…スメラギは今も昔もどこまでも腐っているな…。貴様にも事情があるようだが、俺達は止まるわけにはいかないんでな…目の前に立ち塞がるのなら誰であろうと叩き斬る」
「威勢がええのうガンセイヴァー。お上が腐っとろうが、今ん儂にゃあ関係が無ァ…ファミリー再興のためなら、儂ぁ泥もすするし、犬にもなる…それが儂の極道じゃ!」
バクトは羽根ペンを取り出して契約を始めた。
「コントラクトォ!だらあっ!儂のセプティマ“螺旋(スパイラル)”で、全身千々に裂かれんさいやぁーっ!!」
戦闘形態となり
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