紅白:第九話 第一データ施設
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い。
「テーラ、確かここには俺達のデータもあったんだったな?」
「はい、私はこの施設からあなた方兄弟のこと…そして電子の謡精のことを知ったのです…そう、全て…」
『ここに私のオリジナルのセプティマホルダーのデータもあるのかしら…?』
数多くのセプティマホルダーの犠牲の結果とも言える膨大なデータを見て、パンテーラはスメラギとマイナーズへの怒りと憎しみを燃やしていたが、あの時はこのような状況になるとは予想もしていなかった。
機能停止しているリニアシフトをクリムの虚像を再現し、光弾で破壊しながら奥に進んでいくと、壁が劣化して崩壊していた。
「良かった、ここは足場が収納されていて壁にはトゲがあったのでソウでは突破が厳しかったと思います」
「俺では足場を引き寄せるどころか破壊しかねんからな…」
『お父さん、省エネよ省エネ』
「……省エネ…厳しいな」
そんな細かい調整が出来るなら誰も苦労はしないだろう。
モルフォの歌、【灼熱の旅】が響き渡る。
キッククライミングで壁を蹴り登り、リニアシフトを破壊しながら突き進んでいくと、停止しているコンベアの通路を発見し、そこを駆け抜け、そして奥の部屋に入るとセキュリティシステムが作動して閉じ込められる。
「…閉じ込められたか」
「ソウ、天井を目指して下さい。そこにサイレンがあるはずですから、それを壊せばシャッターのロックが解除されるはずです」
パンテーラの指示通りに天井を目指し、途中の浮遊メカを破壊しながらサイレンをチャージセイバーで破壊する。
斬り裂かれたサイレンは沈黙し、シャッターが開いて先に進めるようになり、部屋を出るとゲートモノリスを発見した。
「ゲートモノリス…破壊して先に進みます」
「ああ、頼む」
「迸りなさい、蒼き雷霆よ!」
ゲートモノリスを少年?の虚像が雷撃を叩き込んで粉砕し、そのまま奥へと進むと進んだ先には床にトゲが敷き詰められていた。
「ここは電磁場が流れていた場所なのですが…どうやらここの機能も停止しているようです。」
「これくらいの距離ならばマッハダッシュからの雷撃鱗のホバリングで突破出来るはずだ」
マッハダッシュと雷撃鱗ホバリングを駆使して上手く足場を利用して突破していく。
「後の下もトゲになっていますから注意して下さい」
「了解した」
トゲ地帯に落ちないように停止しているコンベアの通路に着地して進むと固定砲台のある場所に差し掛かる。
「厄介な防衛装置ですが、ソウの紅き雷霆ならばきっと!」
「ああ、叩き斬る!」
頑丈なはずの砲台が雷撃刃で容易く両断されてしまう。
時には雷撃鱗ロックオンを使ってロックオン放電することで真上の砲台を破壊
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