第二章
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誰もがそうした有様であったが彼女も同じだった、晴香は彼女を見たことに驚いたが車はすぐに目的地に向かった。そうしてだった。
一家は以後沖縄にいる間基地の前は通らなかった、そのうえで観光を満喫して家に帰った。だが家に帰ってから。
晴香は出身大学で教鞭を取っていて家庭も持っている結月に彼女のことを話した、すると彼女はスマートフォンの向こうからこう言った。
「そう間違えていたか」
「あれも間違いね」
「あそこにいる運動家はテントで寝泊まりしてだ」
「抗議しているのね」
「延々な」
「そんな暮らし成り立つの」
「金の出所は不明だ」
彼等が生きる為のそれはというのだ。
「今晴香が話した様にずっと抗議して暴れてだ」
「近付くと何かしてくるわね」
「自衛隊の活動まで妨害してな」
「公道も占領して」
「やりたい放題だ」
「まさに無法者ね」
「その無法者になったか、自分の力だけで生きようとして」
結月は以前山本が言った言葉を出した。
「崩壊したマルクス主義にしがみつき」
「神様も仏様も信じないで」
「ああなった、マルクス主義でも何故ああなったか反省してだ」
「そこからやりなおせばよかったわね」
「崩壊した思想にそのまましがみついてだ」
そうしてというのだ。
「自分の力だけで生きようとすればな」
「ああして間違えるのね」
「私は彼女が皇室は反対してだ」
日本のというのだ。
「北朝鮮の世襲の特栽は支持していて共産主義も民主義と言って自衛隊全廃と戦前の日本軍も批判しているのも聞いた」
「色々凄いわね」
「それではだ」
「間違えるってことね」
「そして実際に間違えたな、考え方がおかしいとな」
「人生間違えるのね」
「そうだ、お互い間違えなくてよかったな」
「ええ、心から思うわ」
晴香は基地の前で見た彼女を思い出しながら答えた、そうしてだった。
話の後で家の近所の神社に参った、そして手を合わせた。この時にだ。
そっと家内安全を願った、そのせいか彼女の家庭は穏やかなままだった。それはあの時神社で手を合わせたからかもと一人思ったのだった。
そして結月もだった。
「これでも檀家のお寺とは付き合いは深い」
「そうなの」
「お寺にもよく行く」
檀家をしているというのだ。
「そうしている」
「そうなのね」
「家に仏壇もあるしな」
「そこで手を合わせているのね」
「法事も行っている」
そうだというのだ。
「家族でな、そこで住職さんや親戚ともお話をしてな」
「そこでお付き合い出来るわね」
「いいお話を聞かせてもらって見てもいる」
「それはいいことね」
「自分の力だけではな」
「そうしたこともないとね」
「生きていけない、いいお話を聞いて見てな」
そうしていっ
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