第三章
[8]前話 [2]次話
「そいつは馬鹿だ」
「馬鹿なのね」
「そうだ、馬鹿だ」
まさにというのだ。
「どうにもならない位のな」
「馬鹿なのね」
「あれか、最近アメリカがロシア寄りだからか」
「今のアメリカ大統領好きでね」
「あいつにも色々あるだろ」
「変な話ばかりある人だし」
「あいつを好きなのもどうかだがな」
それと共にというのだ。
「ロシアを支持するなんてな」
「問題外ね」
「そうだ、自分達が攻められるとかな」
「考えてないのね」
「考えるだけの頭がないんだ」
そうした輩はというのだ。
「そうした奴は本物だ」
「本物の馬鹿?」
「そうだ、あいつがどんな奴だ」
「今のアメリカ大統領が」
「自分のことしか考えない奴だ」
「どう見てもそうね」
「そんな奴についていってな」
そうしてというのだ。
「ロシアがいいって言ってな」
「攻められたら」
「今のアメリカが助けてくれるか」
「ロシア大好き大統領なのに」
「考えてみろ」
それこそというのだ。
「そうしたらな」
「答え出てるわね」
「そうだ、そんな筈あるか」
「日本が攻められても助けてくれないわね」
「自分達で戦うかな」
若しくはというのだ。
「ウクライナを助けてな」
「ロシアを止めてもらうのね」
「そうだ、あの戦争でロシアがいいなんてな」
「普通は言えないわね」
「馬鹿といってもレベルがあってな」
そうであってというのだ。
「並の馬鹿だとな」
「ロシアがいいとは言わないのね」
「しかしな」
それがというのだ。
「並外れたな」
「どうしようもない馬鹿だと」
「そう言うんだ、もうそれはな」
「それは?」
「学校の勉強のことじゃないんだ」
その問題ではないというのだ。
「考え方、常識だ」
「そっちの問題ね」
「学校の先生でソ連がいいなんてな」
「ソ連って昔のロシアね」
「ああ、俺達が学生の頃はそうだったんだ」
その国だったというのだ。
「ソ連って国でな」
「物凄く大きかったのよね」
「ソ連は日本に攻めてきたんだぞ」
「北方領土とか満州とか」
「それでとんでもないこと一杯したんだ」
そうだったというのだ。
「そのソ連が大好きな先生だってな」
「いたのね」
「それも大勢な、その連中と同じだ」
それこそというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ