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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
脱出
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が回り始めていた。
 「行こう、村雨君。君の心と記憶を取り戻す為に。そして悪を討ち滅ぼす為に」
 「ああ」
 二人はシャッターを開いた。それが新たな戦いの幕開けであった。

 「どうした、そんな事でバダンの奴等に勝てるとでも思っているのか!」
 立花藤兵衛の罵声が木霊する。ここは特訓場に使われている崖であった。
 「もう一度だ、一度出来たからといって慢心するな!」
 ダブルライダーが崖を全速力で駆け登って行く。そして頂上から飛び降り蹴りを繰り出す。
 「相変わらず厳しいな、おやっさんは」
 ライダーマンと組み手をしつつ滝が呟いた。
 「ああでなくちゃ今までの悪の組織とは戦えませんよ。流石はおやっさんです」
 ライダーマンが相槌を打つ。その間にも二人は激しい打ち合いをしている。
 「早く、もっと早くだ!」
 谷がスーパー1を叱咤する。ファイブハンドのチェンジを素早くさせているのだ。
 「いくら能力が上がったからといって使う者が駄目では話にならん、もっと使いこなせ!」
 「はい!」
 スーパー1は必死に五つの腕の換装を急いでいる。それと共に赤心少林拳の切れも磨いている。
 「スカイライダー、御前はまだ空に飲まれている!まだ自由に空を飛んではいないぞ!」
 谷は上空を飛ぶスカイライダーに眼をやる。そして怒号を飛ばす。
 「陸にいる時と同じ様に自由自在に動けるようになれ、さもないと死ぬのは御前だ!」
 「は、はいっ!」
 スカイライダーも懸命に空を飛ぶ。彼も必死である。がんがんじいがそれを見守る。
 「ぐ、ぐうううううう・・・・・・」
 ストロンガーがチャージアップする。そして長時間の戦闘訓練をする。よこにはチョロや史郎がいる。
 「か、身体が砕けそうだ・・・・・・」
 超電子ダイナモはその絶大な力により身体にも多大な負担を与える。変身し、戦う時には全身を引き千切る様な痛みが走る。それに耐える事だけでも苦しいのだ。
 だが今彼はそれに耐え特訓を続けている。改造により超電子の力が望む間だけ使えるようになった。それならばこの力に完全に適応しなくてはならない。
 「ストロンガーも辛そうだな。今までここぞという時だけ使っていただけだったからな」
 「ああ。だが今はそんな悠長な事を言っている場合じゃない。あのバダンには超電子の力を常に使ってようやく五分と五分、といったところだからな」
 V3は日本に来た佐久間ケンを相手に特訓を受けている。佐久間は上から巨大な岩を落そうとしている。
 「先輩、いいですかあ?」
 V3はそのしたにいる。岩は今にも落ちて来そうである。
 「ああ、何時でもいいぞ」
 テコを使い岩を落とす。それは轟音をあげV3の頭上に落下して来る。
 「逆ダブルタイフーーン!!」
 V3の腰のダブ
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