最終話 戦いが終わってその九
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「今もな」
「そうだよな」
「だからな」
それでというのだ。
「あの連中も何とかしねえとな」
「呪いを跳ね返すだけの力を備えてな」
「そうしないとな」
「というか阪神ってハンデ多過ぎだね」
五代はしみじみとして言った。
「地獄のロードに呪いに」
「そうなんだよな、しかし強かったら」
畑中は五代に応じて言った。
「そんな呪いだって」
「乗り越えられるよ」
「絶対に」
「戦力だね」
「結局はね」
「そして采配」
「それも大事だよ」
こちらもというのだ。
「戦力に加えて」
「必要だね」
「采配は」
こちらはとだ、畑中は言った。
「何と言ってもね」
「監督だね」
「ああ、監督の采配もな」
「戦力だよ」
「それで五試合は違うっていうし」
「大きいよ」
「岡田さん采配よくなかった?」
かごめはこの人のことを話した。
「星野さんも」
「悪くなかったですね」
アンジェラも言った。
「どちらの方も」
「そうですよね」
「実は采配が極端に悪い人は」
「阪神の監督にはいないですね」
「はい、ですが」
それでもとだ、アンジェラはかごめに話した。
「勝負運がありせんと」
「それが出ますね」
「それもここぞという時に」
「阪神はそれが得に出ますよね」
「常に」
「マモノとケンタッキーのおじさんもいますから」
かごめは彼等のことも忘れていなかった。
「そうですね」
「本当に」
「こうしたハンデや呪いが他のチームに少しでもいったらって思わないことか」
犬夜叉は今思った。
「結局は」
「そういうことだな」
りんねは犬夜叉のその言葉に頷いた。
「阪神はな」
「思ったら負けだな」
「どっちもひでえけれどな」
「本当にな」
「しかもマモノとおっさん年々パワーアップしてねえか?」
「してるな」
犬夜叉が見てもだった。
「絶対にな」
「やっぱりそうだよな」
「色々悪いもん吸収してな」
「阪神だけじゃなくて高校野球からもな」
「その高校野球も大きいよな」
「呪いには」
「ったく、冗談じゃねえな」
心から思って言った。
「阪神にとってな」
「全くだぜ」
「けれどきっと乗り越えられるわね」
桜は希望を持って言った。
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