第十二話 試合になりその十九
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「君達が怒るのも当然だ」
「あんたの親父さんも大概だよな」
「いつも悪質な悪戯を行う」
「だから大概なんだな」
「だが流石にこの人達程ではないからな」
その父親達を見て話した。
「僕は幸せと言える」
「ああ、こんなのが親父で不幸だぜ」
りんねもまた心の奥底から言った。
「最低の親父だよ」
「同感だ、貴方達はいい加減にしないと駄目だ」
面堂は玄馬達にも言った。
「さもないと余計に嫌われる」
「ええい、わし等の味方おらんのか!」
玄馬は怒って叫んだ。
「世の父親達は何をしておる!」
「父の愛がわからぬか!」
竜之介の親父は号泣さえして叫んだ。
「その様な子に育てた覚えはないぞ!」
「いやあ、俺はやることやってるつもりだけどね」
鯖人は全く反省していない顔で笑って言った。
「評判悪いね」
「このおっさん達は六甲の山に捨てねえか?」
向田も流石に呆れてこの言葉を出した。
「もうな」
「それがいいな」
犬夜叉は向田の言葉に頷いた。
「もうな」
「そう思うな」
「ああ、碌なことしねえしな」
「それがいいな」
「全くだよ」
「いや、それも駄目だろ」
すぐに飛麿が言ってきた。
「六甲に入る人や生きものに迷惑だ」
「それもそうだな」
「そうだな」
向田も犬夜叉も納得した。
「じゃあ仕方ないけれどな」
「こいつ等も連れていくか」
「皆がわし等をそんな目で見るのか」
竜之介の親父は泣いたまま言った。
「何ということだ」
「自覚するよろし」
「ほんまや」
シャンプーも右京も批判的だった。
「あの校長も大概やけどな」
「糞親父の中でも最低あるよ」
「というか本当に酷い父親が多いね」
一ノ瀬のおばさんが見てもだ。
「この面子は。皆よく言うけれどね」
「全くだね」
おじさんも言ってきた。
「こうした人達にはね」
「いや、あんた違うからね」
「なっていないかな」
「ならない様にって言うつもりだったね」
「そうだよ」
「なることも出来ないよ」
自分の旦那に豪快に笑って話した。
「もうこの人達みたいにはね」
「私はなれないかな」
「酷過ぎるからね」
だからだというのだ。
「ここまで酷くなることはね」
「難しいかな」
「だからね」
それでというのだ。
「本当にだよ」
「私はそこまで酷くないから」
「ならないよ」
「だといいけれどね」
「ああ、ただね」
おばさんはこうも言った。
「見ておくことは大事だね」
「ならなくてもだね」
「そう思うよ」
「反面教師ですな」
弥勒が言ってきた。
「要するに」
「それだよ、こんな人達はね」
「ああはなるまいと思っていつも見て」
「意識してね」
そうしてとい
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ