第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第31話 告白
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
きなりOKだしてたらどうしようかと思いました。……それに……」
「…それに……何だ?」
シリカが言葉を止めたので、俺は再びシリカの方へ向く。……すると……
「それでこそ、あたしの好きになったシュウさんだな〜って、改めて思いました。シュウさんが初心なんじゃないかって、薄々分かってましたし」
「シリカ……」
シリカは俺に向って、笑いながら話してくれた。
「それに、あたしが『お兄ちゃん』を嫌いになる訳ないじゃないですか」
……ありがとう、シリカ。
多分、この言葉にはシリカの本音も入っているだろうけど、俺が慰められているのは、現に事実だ。
なら、俺もさっきの告白みたいに、少しは勇気を出さなくちゃいけない。…しかも、今日はクリスマスだしな。
「……まぁ、手を繋いで寝るくらいなら、今の俺でもできるかな…」
「シュウさん。……はい、ありがとうございます…」
「何でお礼を言うんだよ…」
「なんとなくです」
「……なんだそりゃ」
そう言いながらも、俺はシリカのベットの方に手を差し出し、シリカが俺の手を握る。
シリカの手は温かく、この手が現実の手で無くとも、とても安心できた。
そのまま俺はシリカと手を繋ぎながら、疲れていたのか深い眠りに落ちた。
===================
次の日、昼にアルゴから『キリ坊はもう大丈夫だと思うヨ』というメッセージが届き、俺とシリカは二人でホッとして、その日の夜ご飯は色々な事に対してのお祝いで、かなり豪華にした。
暫く食べてたら、アルゴがご飯に食べに来たことには驚いた。
どうやら、シリカがアルゴに何か伝える為に呼んだらしい。
…何を話してたんだろうな。
アルゴの耳元で話しているから、何を話してるのかまったく分からなかった。
そして俺たちは、そのまま情報交換や騒いだりして、SAOの二回目のクリスマスを過ごした。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ