第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第31話 告白
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所為で、いい加減眠いし」
「そうですね」
そう言って、俺たちはそれぞれ自分のベットに横になった。
……あれ? 今思ったけど、これって結婚する前と変わらないんじゃ…
「……なぁシリカ」
「何ですか?」
シリカは、俺の問いかけに横になりながら首だけこちらへ向けて返事を返してくれた。
「……結婚したら、俺たちは何が変わるんだろうな…」
「……へ?」
「いや、まぁ深い意味は無いんだけどね」
「な、何が変わるって……それは………何が変わるんでしょうね…」
悩んだ末、シリカが出した答えは俺と同じで……分からない。
「だろ! ずっと一緒にもう過ごしてるし……シリカに朝起こしてもらったり、一緒にご飯だって作ったりしてるしな。ストレージのデータ共通化以外に、何か変わるものあるか?」
俺が再びシリカに聞くと、シリカが少し言いにくそうに、とんでもない事を言い出した。
「……な、なら、一緒に寝ます。ひ、一つのベットで…」
「………………………ムリ……かな……」
「……え!? ちょっ!? な、何でですか!!?」
シリカが驚いたように声をあげる。……そんなのは決まってる…
「シリカと一緒に寝たら、緊張で絶対眠れない自信がある!」
「……そんな自信持って言わないでくださいよ…」
「ま、まずは……」
俺はベットから起き上がり、俺のベットを押してシリカの方へ寄せる。(宿屋なので出て行く時に直しておかないと、追加料金を取られるけど…)
そして、俺のベットとシリカのベットの隙間が5センチくらいで止めて、再び横になる。
「まずは、近くで寝る所からお願いします」
「……これ、一緒に寝るのと変わらなくないですか?」
「結構違うって……ほら、隙間ちゃんと開いてるだろ」
「それはそうですけど……もしかして、シュウさんって……結構、初心なんですか…」
……は、はは、まさかシリカにそんな事言われるなんてな…
「は、はは、そ、そうだよ……恥かしくて仕方ないだよ……ヘタレで悪いな、シリカ……」
俺はシリカと反対の方を向く。……分かってはいるけど、人に言われると少し落ち込むなぁ。
そりゃ、俺だってシリカと寝たいさ。でも…でもな…そんなのは恥かしすぎて……ヘタレの俺に、こんないきなり一緒に寝ようだなんて、ムリな話しなんだ。
「……これは、キスとかは当分なさそうですね…」
「……嫌いになったか?」
「……それはムリです。あたしがシュウさんを、それくらいで嫌いになるはずありません」
「それくらいって、そんなこと……」
シリカの言葉に反論しようとしたら、シリカが俺の言葉が終わらないうちに続ける。
「それくらいですよ。あたしだって、恥かしいんですよ。だから、シュウさんがい
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