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新オズのブリキの樵
第六幕その十一

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「子供の夢とはまた違うのよね」
「そうだよね」
「寝ている時の夢はもう一つの世界よ」
「その通りみたいだね」
 かかしも確かにと頷きました。
「僕は寝たことがないから実感としてないけれど」
「それでもよね」
「そう、寝ている時の夢はね」 
 それは何かとお話するのでした、かかしはドロシ―に対して笑顔でこんなことをお話したのでした。
「まさにもう一つの世界で」
「そうであってね」
 ドロシーも言います。
「そちらもまたね」
「楽しめるね」
「そうした世界よ」
「そちらの夢は世界で」
 そうであってというのです。
「子供の夢は希望、願望」
「そうしたものね」
「だからね」
「また別ね」
「うん、けれど寝ている時の夢にもね」
「子供の夢は関わるわね」
「寝ている夢にも出て」
 子供の夢はというのです。
「影響を与えるよ、また逆にね」
「寝ている時の夢でのことが」
「子供の夢のヒントになることもね」
「閃きね」
「それにもなったりするから」
 だからだというのです。
「それぞれ別でもね」
「全く離れてはいないわね」
「夢は夢だから」
 そうであるからだというのです。
「お互いにだよ」
「影響を与えるわね」
「そうだよ」
 そうなっているというのです。
「二つの夢はね」
「そういうものね」
「僕はそう思うよ、そして二つの夢は」
 樵はさらにお話しました。
「僕達の今のお仕事にもだよ」
「影響を与えているわね」
「魔法使いさんの色々な道具を使って移動したりね」
「楽しんでいるわね」
「その道具はまさに子供の夢だからね」 
 それに他ならないというのです。
「そして寝る為の道具もね」
「あるわね」
「飲んですぐに寝られる道具とか」
「素敵なベッドとかね」
「誰がどんな夢を見ているか見られたり」
 そうしたというのです。
「いい夢を見られたりね」
「色々な道具があるわね」
「だからね」
 そうであるからだというのです。
「今回のお仕事にもね」
「夢は関わっているわね」
「そしてね」
 樵はお話を続けました。
「アイドルの人達のお仕事はね」
「夢を与えるものよね」
「そう言われているね」
「歌って踊って」 
 そうしてというのです。

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