紅白:第七話 超級電波塔“ツクヨミ”
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換と言えたからだ。
「どうでもいい」
「どうでもいいとは何ですか!個人の個性とは人の愛と同じくとても尊い物なのですよ!個性を奪われた私など…歌えないロロのような物で魅力が大幅に激減です!」
パンテーラの戦慄を一蹴したソウの頭をパンテーラは怒りながらポカポカと叩く。
『何でそこで僕を引き合いに出すの?』
「何を言っている?お前の魅力とやらは俺だけが知っていれば良いんじゃないのか?」
「………」
『…う、うわあ…人前で堂々と言わないでよ…聞いてるこっちが恥ずかしいわ…』
ソウの言葉に目を見開いて一瞬で沈黙したパンテーラに恥ずかしそうに俯くモルフォ。
次の瞬間、顔を真っ赤にして頬に両手を添えながらソウに背を向けた。
「こ、これは…愛の言葉なのでしょうか…?普段口数が少ないソウが言ってくれるとは思いませんでした…私は愛されてるのですね…」
「何を言っている?愛していなければお前を長年連れ添ったりはしない」
「ソウ…!」
『そもそもお父さんの性格的に嫌いな人は傍に置かないと思うけれど…』
『うわあ…人前で凄いな…ねえ、アキュラ君。僕にも魅力あるよね?一応アイドルだし』
「知らん」
『………アキュラ君の馬鹿ー!』
ロロの問いを一蹴したアキュラに殴り掛かるが、実体がないのでアキュラにはダメージはない。
「あ、あのー」
完全に無視されているイソラは思わず声をかける。
「ふふふ、それ以前にあなたはロボットなので厳密には性別はないのでは?」
「そうだな、女の真似をしているだけだろう」
『ち、違うよ!僕は女の子だよ!』
『ねえ、アキュラはロロを女の子として作ったの?流石にあなたの性格的に女の子ロボットを造る趣味があるとは思えないんだけど?』
「いや、元々ロロに性別は指定していなかったんだが…話し相手の影響や性別のことで話題になった際に女と言ってしまったからな…まさかこんな風になるとは思っていなかった…」
『アキュラ君!?』
「取り敢えず、そこのアイドルは任せた。俺はこの塔の中枢部を潰す」
「任せましたよポンコツアイドル・ロロ」
『バイバーイ』
イソラを無視して通過し、シャッターが閉まる直前にパンテーラとモルフォは舌を出して悪戯な笑みを浮かべた。
『〜〜〜〜っ!ムカつく〜!!』
ロロは頬を膨らませながら涙目で怒った。
「ムカつく〜のはこっち!散々無視した挙げ句に素通り!?もう許さないんだから!行っくわよー!」
浮上してアキュラとロロに光弾を発射してくる。
「奴がログを持っているならば話は早い。奴を倒してログを入手するぞ」
『ねえ、アキュラ君。最近僕に冷たくない?』
「普
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