紅白:第七話 超級電波塔“ツクヨミ”
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アキュラの方を見遣ると、不安定な足場であるにも関わらず、ブリッツダッシュを駆使してメカを破壊していた。
「ロロ、もっとペースを上げるぞ」
『え?』
「奴には絶対に負けん…どんなことにもだ」
『OK!フルスロットルだよアキュラ君!僕もモルフォには負けてられないからね!どっちの歌が勝るか勝負だ!!』
アキュラもまたペースを上げ、ロロもモード・ディーヴァによって人型となり、モルフォに対抗するかのようにロロの歌、【ぼくたちのシンパシー】が響き渡る。
2人の歌姫の歌に警備をしていたセプティマホルダー達も狼狽えてしまう。
どうやらモルフォとロロの隠れファンらしい。
「く、くそっ!イクスめ!ロロちゃんの隣と言う特等席で戦うなんて羨まし…許せん!!」
「向こうのガンセイヴァーに至ってはモルフォちゃんだけじゃなくもう1人可愛い女の子を連れているぞ!己ぇ…!妬ましいぞガンセイヴァー…!」
「……ハッ!いや待て!冷静になるんだ!ここで奴らを倒せばロロちゃんとモルフォちゃんの歌をずっと聴けるぞ!」
「な、何だって!?ずっと2人の歌をっ!?それなら命を懸けるくらいの価値はある!うおおおおおおっ!!!ロロちゃあああんっ!モルフォちゃあああんっ!!」
『『……』』
実体がないはずの2人が身震いする。
「「どうした?」」
『『う、ううん…妙な寒気が…』』
ロロとモルフォの隠れファンのスメラギ兵達が咆哮を上げながら攻めてきたが、5人はそれらを瞬く間に蹴散らしながら電波塔に到達し、一気に駆け登る。
アキュラはブリッツダッシュを、ソウはマッハダッシュと雷撃鱗のホバリングを駆使して移動していく。
「ソウ、倒した敵の電流も吸収すればEPエネルギーも回復しますからオーバーヒートも抑えられますよ?」
「あまり敵の電流は取り込みたくはないが、仕方ないか…」
雷撃刃での斬撃と刺突で敵の生体、無機物の電流を取り込みながらEPエネルギーを補充するとソウは雷撃鱗ダッシュで敵を蹴散らしながら一気に移動する。
スメラギの兵士も警備メカも含めて必死に抵抗するが、ほとんど意味を為さない。
「「邪魔をするな!」」
ソウとアキュラの2人が移動する度に兵士は倒れ、メカはバラバラに破壊される。
「ソウ、離れて下さい!迸りなさい、蒼き雷霆よ!」
パンテーラが夢幻鏡のセプティマで少年?の虚像を作り出すと少年?が自身に稲妻を落として上空と真下、前方にプラズマ球を出現させる。
対空、対地と前方への攻撃を同時にこなせる便利な攻撃だ。
『オービタルエッジ!!』
ロロもパンテーラに負けじと自身の機能でアキュラをサポートする。
円月輪の攻撃範囲でミサイルを破壊しつつも
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